紙芝居  日常

25日の「俺が紙芝居に入ってみる」という試み。

分かって貰えただろうか。

奇しくも、俺らの前の出演だった方が曲紹介を紙に書いて(印字)譜面台を逆に見せるようにしていた。
ギターの人がコスプレだったから「被るかな?」と思ったけどそうでもなかった。

しかしそういう事する人は増えたような気がする。

紙芝居自体も使う人が増えた。
観てない人も居るからなんとも言えないが、特に心配している訳ではない。
多分、同じようで出発点が全然違うと思うから。
紙芝居に限らず「曲の付加価値」という視点で別な事している人も居る。
「あれ?俺の影響じゃん」と思っても本人達から「佐藤さんのを見て」と言う話は聞いた事が無い。
多分、無意識に影響されて悪気がないんだと思う。
先駆者の苦しみ、仕方なし。
かく言う俺も荻窪の店なんかではかなり良いトコ取りさせてもらったし。


ステージに立ち始めて「好きだな」とか「凄いな」とか思った人は結構いるけど「敗北感」を味わった人は少ない。
まだ始めて1年経ったくらい(2003年初頭)にアピアで小池さんという人と競演した。
トップでひとしきり騒いだ後に段々と集まってくる客。
トリの小池さんはいつの間にかステージに上がっていた。
左隅の方からムクムクと不気味な影が出て来たから分かった。
「なんだー?」
圧倒されてしまった。

意気消沈しながら楽屋に上がって挨拶しようとしたら…キチッと正座しながら「ありがとうございました」と逆に言われてしまった。
ありがとうと挨拶されたのはコレが最初で最後。
未だに無い。
俺のようなペーペーに…なんかショッキングだった。
それからは極力、共演者には「ありがとう御座いました」と言う事にしている。


2004年の秋から豆腐屋を辞めたので極端にステージを増やした。
荻窪ボクシングリーズカフェのレギュラーはその中のひとつで最も重要だった。
最鋭輝さんと共演したのは11月。
順番は最鋭輝さんの前。
またまた暴れた後、出てきて…
お客で来ていた人の話…「最初は佐藤豪の空気が残っていたからやり難そうだったけど、一瞬にして空気を変えた」
そんな感じだった。
上手く言えないけど、決して多くは無い観客の会場を満員の前でやっているような感じ。
しかも、ちょっとしたホールでやっているような空気を作り出していた。
猪木を例えるのに良く使う「お客を掌に乗せて躍らせる」という事をやってのけていた。
お客は乗っている事を知らないのがベスト。

負けたッス…

前途の小池さんといい最鋭輝さんといい別に曲が好きとかじゃない。
何言ってるかなんて全く覚えてないし。
全く興味が無いんだけど惹き込ませるというワザを持っている。

2005年1月。
再び最鋭輝さんと共演する機会を得た俺は作戦を立てた。
ビジュアル系が着るようなスーツに白いボアボアを付けた。
(最鋭輝さんの衣装は派手なスーツ)
最鋭輝さんの「メルシー」という決め台詞に対抗してなんか用意した。(台詞は忘れた)
要するに他人の土俵にズカズカと乗り込んだ。

最鋭輝さんのお客さんにはかなりウケた記憶がある。
でも所詮は付け焼き刃なのでまたまた惨敗感丸出しだった。

しかし。

空気を取り込む、掌に乗せる、というワザを習得するにはどうしたら良いか?
という事に気付かされた事は大きかった。
「自分なりの答えを出さねば…」

それが紙芝居だった。

喋りで出来ないのなら絵でも何でも使ってしまえ!
それまでも前口上をつかったり小道具つかったり色々試したけどこれがハマッた。

他の人が何の為に使ってるのかは知らない。

紙芝居をやり初めて3年半が経とうとしている。
ホント、使う人は増えた。
付加価値以上のモノを作る為に俺は今後も使う。

出所が違うとはそういう事だ。
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