高橋悠治と茂木健一郎がICCで行った対談がすごい!と友達から教えてもらったのは何ヶ月か前。この対談は本当にすごかった。
そして最近斉藤環が茂木健一郎との往復書簡が公開されているのを読み、これはここでとりあげようと思ったのでリンクをはっておきます。
単に茂木健一郎をケチョンケチョンにたたかれることを面白がるということではなく、1つの健全な議論がある。とはいえ、茂木健一郎の言動は少なからず批判されるべきだと僕も強く思う。茂木健一郎を馬鹿にして済まされるようなものではないこと、そして少しでも美術にこのような場ができていくといいなと思う。美術で無批判にできている表現など本当は存在しないのであり、自分の表現に背中があることを気がつくために、この対談は多くの人に見られるべきものだと思う。高橋悠治にせよ、斉藤環にせよこのような態度のとり方はとても誠実で真摯なものだと思われる。斉藤環の往復書簡に対して菊地成孔の揚げ足はひどいと思う。それは茂木健一郎に対しても失礼な態度といえるだろう。
高橋悠治+茂木健一郎:公開トーク『他者の痛みを感じられるか』
http://hive.ntticc.or.jp/contents/artist_talk/20051217/
斉藤環と茂木健一郎の往復書簡「脳は心を記述できるのか」
http://sofusha.moe-nifty.com/series_02/2007/06/1_108a.html#more
※追記
「斉藤環と茂木健一郎の往復書簡」で、茂木健一郎からのレスポンスがアップされました。
第2信 クオリア、そして偶有性(茂木健一郎)