肝臓学会でのその他のまとめられないメモより、、、
○最近の小児のC型肝炎感染
2型が7割、1型3割。若い母親が2型で感染している事が多いという事実。
質疑により、小児のC型肝炎に2型が多いのは、母親の美容整形、アートメイク、ピアス、その他の行為によって、輸血以外で感染している。
○インターフェロンフリー治療のSVRは、ハーボニーでもSVR24まで診て判断する医者が多い。ダクラタスビル/アスナプレビルでは、治療後6ヶ月以降の再燃が相当数見られる事からだろうと思う。
○「待てない患者」という概念の医者の考え方の相違が大きい。議論になっていた。
○耐性検査でY93がなくて安心はできない。耐性は、随時変化していくので、複数回の耐性検査が必要。
○高齢者でも合併症がなければ、抗ウイルス療法を行うべき。
○透析患者、ALTが低い患者であっても、抗ウイルス療法の対象になる。
○肝がん治療後は、直ちに抗ウイルス療法を行うべき。
○HCV、HBVの重複感染がある人がいるので(既往感染も含む)、事前に両方のウイルス検査をした方が良い。
○急がない患者に再治療をやる必要はない。
○DAA治療による免疫力の再構築と発がんの関係。
○ハーボニーは、治験より市販後のデータでは、血中からの陰性化時期が遅いようだが、SVRには影響していない。
○ハーボニー治療について、
腎臓排泄なので、尿の排泄が良すぎると、薬の成分の血中濃度に影響する。
(血中濃度が下がるという事であろう。水分の取り方が、クレアチニン値に影響するとも聞いた事があるが、
水分の取りすぎもよくない影響があるという事なのか!?)
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肝臓学会の要旨集は出席しない人でも、1000円で買えます。ただ、メインの発表内容は、要旨集には書かれてない事が多かった ようです。
2人の主治医にもお会いすることが出来ましたし、友人にも会えました。
場違いな所と認識しつつも、今の学会の状況が垣間見られて良かったです。
また、機会があったら、行ってみたいです。
明日の肝臓病教室の案内です。
講演の後に、個別相談ができますので、
お近くの方も遠くても可能な方も是非いらして下さい。
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