長崎医療センターの八橋先生の医療講演会の報告(ほんの抜粋)
[肝臓関係]
肝炎治療戦略会議のメンバーでいらっしゃる八橋先生(長崎医療センター臨床研究センター長)の講演会が
ありました。
東京肝臓友の会主催ですので、
八橋先生の講演録は東京肝臓友の会の会報誌「肝臓のひろば」8月号に全て掲載されます。
と言うわけで、詳しいご報告は出来ませんが、
抜粋だけ、、、。
🍅 の部分は私の付け足し部分です。
《ソバルディーの特徴》
@チェーンターミネータ
ウイルスの増殖を断ち切る。
Aプロドラッグ(🍅 この言葉で合っているのかしら?)
細胞の中に入って抗ウイルス活性を生む
B単独では不十分
パートナーを得ると抗ウイルス効果が増大になる。
リバビリン、レディパスビル、シメピレビル。
特にリバビリンと相性が良く、相乗効果を生む。
C腎臓で排出される。→ 腎機能の悪い患者は使えない。
血中濃度のが急上昇する恐れがあり、危険。
🍅 eGFR30以下は禁忌、クレアチニンと性別年齢から算出
D半減期が長い。(17〜30時間)
細胞の中に入って活性化するので、効き目が長い。
E禁忌薬
アミオダロン、(日本ではほとんど使っていないが、心臓の薬である)
セイヨウオトギリソウまたの名をセントジョーンズワート(鬱の薬や、ハーブ、サプリメントに含有している)
血中濃度の低下、効き目が低下する可能性がある。
🍅 私の使っていた抗鬱剤リフレックス(レメロン)は、
セントジョーンズワートが含まれていました。軽い安定剤にも含まれている場合があるので、要注意です。
※申し訳ありません。レメロンには、セントジョーンズワートは含まれていません。私の勘違いでした。間違った事を書いてしまい申し訳ありません。
🍅 日本で行った治験では、重篤な副作用はなかったとは言え、
アメリカでの情報などから、ギリアドHPでのソバルディ添付文書は、一読しておく事が必要でしょう。
国府台病院では、2型の患者は念のために3日間入院して、念入りな検査をしながら治療を始めるとの事でした。
《SVR後に肝癌リスクの高い人の要素》
@60歳以上の人
A治療前に血小板が、15万以下だった人
BAFPが5以上の人
Cお酒を飲む人
先生が仰るには、この4つの要素が揃うと、肝癌発生率が高まるとの事。
また、SVR後に肝癌発生している患者を診ると、フェリチンが高い患者が多いとのことです。
🍅因みに私は、3つ当てはまります。(≧∇≦)
🍅 私はSVRになってから、鉄分を気にせず食事を行っていましたが、また次回診察ではフェリチン値を入れていただこと思います。
🍅 ダクラ/アスナで、ダメだった方の対応策について、コアな専門医と話した見解を私見として
示されました。ここには記載できませんが、8月号の肝臓のひろばまでお待ちください。
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