今日は大阪に行ったついでに、天六にある「大阪くらしの今昔館」に行ってきました。
企画展として4月8日まで「おまけ大行進〜メーカーvsコレクター〜」というのが開かれていて見に行きたいと思っていました。
企画展だけなら300円で見ることができますが、800円払って常設展示も見ることとしました。
8階の入口からエスカレーターで10階に上がって展望室へ。すると9階にある天保時台の大阪の町並みが現れました。桂米朝師匠のナレーションの解説がありました。照明が明るくなったり暗くなったりして、昼と夜の雰囲気を味わうこともできます。

9階へ降りて先ほど上から見た町家へ。当時の風呂屋、人形屋、本屋などがその当時の形に復元されています。

風呂屋の中に入ってみると中も当時の状態に復元されていました。

しばらくすると、風呂屋の中で映画が始まりました。当時の丁稚は正月と薮入りのときしか休みがなかったのですが、その薮入りの時の話でした。映画の中で川柳なども紹介されて当時の丁稚の生活がわかります。
8階は、明治以降の大阪です。初代の通天閣のミニチュアや昔の電化製品を見ることができました。

常設展示館を出て企画展へ。「おまけ大行進〜メーカーvsコレクター〜」を見てみました。こちらは撮影禁止だったのですが、戦前からのグリコのおまけやカバヤ文庫が展示されていました。「カバヤ文庫」については名前はよく聞くのですが、実物を見たのは初めてでした。グリコでおなじみのゴールインマークの初代から七代まで並んでいたのですが、戦前はランナーのシャツの「グリコ」の上に「GLYCO」と書かれていました。それが戦後には「GURIKO」になり、今はランナーのシャツには「グリコ」しかありませんが、社名は「glico」になっています。戦前のグリコの表示はグリコーゲンの「glycogen」から来ていることがわかります。それにしてもあの図柄が7つ並んでいると「全員お手上げ」という風に見えて思わず笑ってしまいました。
それ以外にコレクションの展示がありました。一見何の変哲のないものでも、これだけコレクションをして並べてみると素晴らしいものになります。
プロ野球スナックのおまけにあるプロ野球カードのコレクションの展示もありましたが、コレクションの人いわく、当時のカードは巨人の選手ばかりで阪神の選手が出てくるとうれしかったと書かれていましたが、巨人一辺倒であった当時がしのばれます。
当時は阪神のカードでも田淵や江夏ぐらいでしたし、阪急ブレーブスの選手のカードはほとんど無かったですね。というか巨人か阪神のファンしかいなかったクラスメートで知っていたパリーグの選手は「南海の野村」か「阪急の福本」ぐらいで「阪急の山田」でもフォームを真似しだしたのは阪急が連覇した小学校高学年ぐらいからだったと思います。プロ野球カードで「太平洋の東尾」や「ロッテの有藤」が出てきても皆「誰それ?」といった状態でした。
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