一昨日の日記の続きです。
銭形砂絵が見える展望台から一方通行の道を下っていくと市の名前でもある観音寺があります。全国で寺の名前を市の名前にしているのは全国で4市しかないのですが、その内2つが香川県で観音寺市と善通寺市です(あと2つは東京都国分寺市と大阪府藤井寺市)。ただし、観音寺市の名前は「かんおんじ」ですが、寺の名前は「かんのんじ」です。
観音寺は四国八十八箇所霊場の第69番札所である真言宗大覚寺派の寺院です。展望台から下りてきて最初に通ったのは高いところにある薬師堂なのですが、実はこの薬師堂、平成14年(2002)までは第68番札所の神恵院(じんねいん)の本堂でした。この辺りの経緯は4日前に書いた琴弾八幡宮の案内が参考になると思いますが、大宝3年(703)に日証が琴弾八幡宮を創祀し、同時に神宮寺として観音寺を建立しました。その後四国八十八箇所霊場の第68番札所は琴弾八幡宮でした。しかし、明治の神仏判然令によって、琴弾八幡宮にあった阿弥陀如来像は観音寺の西金堂(今の薬師堂)に遷され、神恵院本堂となりました。
階段を下りると左側に観音寺の本堂がありました。そして右側ですが、神恵院本堂の入口は何とコンクリートの建造物、そこをくぐって行くと神恵院本堂がありました。
昼になったので休憩しようと梧桐庵に入ってみるとうどんがあったので注文しました。それ以外にはお遍路のグッズが販売されていました。

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