今日は、国立研究開発法人国立環境研究所の公開シンポジウムに行ってきました。
毎年、この時期にシンポジウムが行われます。
以前は四条烏丸のシルクホールで開催されていたのですが、3年前から奈良県新公会堂→京橋のIMPホール→京都会館と毎年変わり、今年はにおの浜のびわ湖ホールでした。
午前11時45分からポスターセッションだったのですが、家を出るのが遅れて午後1時からの講演に間に合わせるようにしました。
びわ湖ホールに行ったのは初めてでした。一部改装中でしたが、ラウンジからの琵琶湖の眺めは最高でした。
講演は国立環境研究所の職員の方によるもので、「気候リスクにどう向き合うか」、PM2.5等による大気汚染」、「資源を使うということ」、休憩後「水環境における放射能汚染の現状と環境回復に向けた取組」、「無居住化集落から見える人口減少時代の自然環境」、「家庭からの環境負荷発生」の計6本でした。
この中で「水環境における放射能汚染の現状と環境回復に向けた取組」は福島での放射能の調査の発表でした。ヨウ素131の半減期が8日、セシウム134の半減期が2年なのに対して、セシウム137の半減期は30年ですので、セシウム137によって長期間汚染されることになります。発表ではダムがあった場合に飲料水基準を大きく下回る濃度ですが、90%以上ががダム湖の湖底に蓄積されて湖底ではやや濃度が高くなるとのことでした。また、「無居住化集落から見える人口減少時代の自然環境」では無居住化すれば自然に還るのかと言えばそうではなく、イノシシなどは増加する反面、チョウ類は減少するなど正と負の両方の影響があるとのことでした。
午後5時に講演は終わって、6時までポスターセッションだったのですが、別件がありましたので、会場を後にしました。
研究所員からの報告だと難しい話に思いがちですが、我々に身近な環境についての話でした。
このシンポジウムは、東京では23日にメルパルクホールで開催されます。
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