iDE社労士塾の社会保険労務士試験合格者で組織される「イデアクラブ」の新年会に行ってきました。
昨年も行きましたが、今年も会場は「中之島LOVE CENTRAL」でした。
今回の前半は「同一労働同一賃金をめぐる動向とこれからの賃金制度」という研修会で、講師はイデアクラブではおなじみの岩崎仁弥先生でした。
私は社会保険労務士ではありませんが、今の雇用体系は新卒重視で採用における年齢差別の温床になっていますので、「同一労働同一賃金」についてはこれを解消する手段として期待しています。
私は今のシステムは労働年代がピラミッドで無くなった昭和40年代に崩壊すべきであったものだと考えているのですが、今の問題がピラミッドで無くなったことに起因することは岩崎先生も指摘しておられました。
講義の資料の中で、田中博英氏の「現代雇用論」というのが引用されていたのですが、1980年に今起こっている問題を指摘されていたことには驚きました、昭和55年というと、新卒入社してもヒラのままで終わる人が出てくると言われ始めた時代ではありましたが、まだまだ終身雇用が機能していた時代でしたのでこういう本が出ていたというのは驚きです。絶版になっているとのことですが、図書館にあるようであれば是非読んでみようと思いました。
後半は同じ場所で懇親会でした。
昨年の社労士試験で合格された方も多数参加されていました。昨年の社会保険労務士試験の合格者は1,770人、合格率は4.4%でした。一昨年の衝撃の合格率2.6%からは上がりましたが、それまでと比べれば非常に低い合格率です。私が合格した平成16年は合格率9.4%、合格者が4,850人で、今も最も多い合格者数の年となっています。狭き門を突破された方はおめでとうございます。実務経験がある人は既に登録された方もおられるでしょうが、そうでない人は事務指定講習を頑張って下さい。
私の合格した12年前は合格祝賀会がありました。その時にもらった合格者として私の名前が掲載されていた官報は今も保管してあります。官報の掲載ですが、個人情報の観点からその次の年に社会保険労務士法施行規則第8条の
「厚生労働大臣は、試験に合格した者に試験に合格したことを証する書面を交付するとともに、試験に合格した者の氏名を官報において公告するものとする。」
の条文の中の「氏名」を「受験番号」に変更する法改正が行われたため、平成18年からは受験番号の掲載のみになっています。しかし、私の国家公務員試験を受けた時に地元新聞で氏名を無断掲載されたのと違って、法律で定めていて受験案内でも予め掲載する旨を了承した上での氏名の官報掲載であればわざわざ法改正する必要は無かったのではないかと今も思います。
社会保険労務士は他の士業と比べて女性の比率が高いので、女性が多かったです。酒は飲めないのでパスしたのですが、途中プチケーキが来たので食べようと思ったら女性が殺到して一気に品切れになってしまいました(笑)。
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