昨日今日と柳井での京都ハンナリーズのアウェイ戦を見に行ってきました。
今季レギュラーシーズン最終戦であり、広島での試合は初めてなので以前から見に行こうとは思っていたのですが、今期の広島ライトニングはいばらの道でした。
昨季はbjの下部組織のチャレンジリーグに在籍していましたが、アストライズ長崎が新規参入を断念し、急遽bjリーグで戦うこととなりました。そして、Bリーグに参入申請をしたのですが、NBLの広島ドラゴンフライズのある広島県のバスケット協会からは支援文書を拒否され、Bリーグの参入は出来ませんでした。
10月に宮津で対戦した時はまだ選手が揃っていたのですが、資金不足からbjリーグの経験者であった武井、田村、堤などの契約を解除し、外国人もマレー、ハーマンを契約解除して、実質全員日本人のチームになりました。試合を行うには選手10人揃える必要があるのですが、チャレンジリーグの岐阜や活動休止中のNBLの和歌山から選手をレンタルして戦っていた状況です。また、ホームアリーナだった安佐南区スポーツセンターなどは使えなくなり、年明け以降は山口県バスケットボール協会の協力によりホームゲームは全て山口県での無料での開催となりました。
会場に入ると、土足禁止なので靴が揃えてありました。ハンナリーズの公開練習後のふれあいタイムを思い出すような光景でした。
どこに座っても良いので、ハンナリーズアリーナであれば「コートサイドSS席」に当たる場所に座りました。ハンナリーズの主要ブースターの多くは来ていなかったのでブーストは無かったですが、こういう雰囲気もたまには良いと思います。しかし、オフェンスの際のショットクロック5秒からは思わずカウントダウンをしてしまいました。
試合の勝敗については正直興味が無かったのですが、46-111、51-102とハンナリーズの連勝でした。
広島は全員日本人での戦いを余儀なくされていますが、体格の小さい選手が多く、ハンナリーズが全員日本人で戦っていても佐藤や薦田がいるとインサイドにはなかなか入れない状況でした。佐藤は土曜日12得点10リバウンドのダブルダブルでした。土曜日はコッツァーと内海が出場せず、日曜日はジョンソンと籔内が出場しませんでした。
あまりお目に掛かれないといえば、土曜日の試合では日下が第3Q残り5分で早々にファウルアウトになったり、タイムアウトの際にレフェリーが近くのコートサイドに座っていた小さな女の子に「これしばらく持っていて」とタイムアウトの間、ボールを持たせるようなこともしたりいました。
大差が付きましたが、特に日曜日の試合は広島の選手のひたむきな心がこちらまで伝わってきました。
日曜日の試合後、広島の選手、HCが一人ひとり挨拶するのを聞いていたのですが、これからもバスケットを続けていきたいという言葉を聞いて頑張ってほしいと思いました。最後に広島ライトニングの中島社長が出てきて、「最初からいる大澤、前村、冨岡の3人は他のどこのチームでも活躍できる」と言っていましたが、個人的には出来ることならライトニングは山口県のプロチームとしてよみがえってほしいと思いました。
ハンナリーズは41勝11敗で2年連続西地区1位通過となりました。しかし、ハンナリーズで不安なのがエハンベ。それ以外の2人の外国人と違って、21分、23分とプレイタイムを与えられ、27得点、24得点とチームトップのスコアを上げましたが、日曜日の試合は武器である3Pの確率が5/16。ボールをエハンベに集めていたような感じでしたが、これだけ決まらないと通常の試合ならオフェンスは相手に移ります。大事な所でエハンベが使えないとなるとコッツァー、ジョンソンの負担が大きくなってしまいます。
今度の土日はプレイオフファーストラウンドです。相手は8位のライジング福岡となりました。意外にもプレイオフで対戦するのは初めてです。そして場所ですが、ハンナリーズアリーナではなく向日市体育館です。向日市体育館でのプレイオフは5シーズン前のファーストラウンドで予定されていたのですが、この時はハンナリーズが5位でホームでの開催権が獲得できませんでしたので幻で終わりました。今度の土日にハンナリーズアリーナを使用するのは5シーズン前の時もそうだったのですが、剣道の連盟です。プロの興行を押しのけてまで使用する剣道連盟の力って強力なんですね。
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