「ISO/DIS45001 労働安全衛生マネジメントシステム規格 開発動向説明会」
仕事、ISO関連
今日は、日本規格協会の関西支部でのISO/DIS45001 労働安全衛生マネジメントシステム規格 開発動向説明会に行ってきました。
労働安全マネジメントシステムを構築して労働者の健康と安全に配慮することは組織にとって最も重要なことだと思いますが、品質マネジメントシステムのISO9001や環境マネジメントシステムのISO14001と違って、労働安全マネジメントシステムの認証が無いと取引されないといったことは少ないので、認証を受けているところは少ない状況です。
今まで、労働安全マネジメントシステムはISOによる国際規格化はされておらず、イギリスのガイド規格のBS8800を基にしたOHSAS18001が発行されて国際規格になっています。審査機関独自で認証するもの、中災防が認定するもの、主に建設業の労働安全マネジメントシステムであるCOHSMS(コスモス)という認定などがあります。
以前から感じていて、説明会でも話がありましたが、ISO化が遅れたのはISO(国際標準化機構)とILO(国際労働機関)の縄張り争いという気がしました。
今回早ければ今年中にISO45001という労働安全衛生マネジメントシステム規格が発行される予定です。現在DIS(規格案)が出されて6月の投票で成立するかが決まります。
今回ISO45001は、ISO9001やISO14001等と同じく、規格には共通のフレームワークが使われます。ですから統合マネジメントシステムを構築したい場合は使いやすくなると思います。
そしてOHSAS18001の違いはいくつかあるのですが、最も大きなものはISO9001やISO14001と同じく組織の外部・内部の課題の決定や利害関係者のニーズ及び期待を理解することが入ったことです。ISO45001も総務や安全衛生の部門長に丸投げではなく、トップマネジメントが関与しないと形だけのものになってしまうとのことでしょう。
先ほども書きましたが、ISO9001やISO14001に比べると関心のある組織が少ないためか、80人の定員に対して、参加者は30人強でした。
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