昨日の日記の続きです。
永江一石の経歴を見ていると、大学を出て就職支援関連のR社に勤めていました。永江の「退職してから再就職先を探してる者に対して、警備員等しかない」を見て思い出したのは、私が退職後、再就職斡旋のR社系列の会社に登録した時のことでした。
現在、再就職先を探していて、再就職斡旋の会社に登録すればいいのではと言われます。しかし、人材銀行には登録していますが、退職直後のR社系列の会社に登録した際に非常に不快な感じがしたので、一旦再就職した後退職した後はR社系列の会社に登録していません。
この就職斡旋の会社に登録した時に、担当した男(「コンサルタント」という肩書でした(笑))は私の経歴を見て、なぜ退職前に登録しないのか、再就職が決まってから退職すべきと過去のことをクドクド言い始めました。永江の発言と全く同じ感じでした。
それだけならまだいいのですが、私の欧州の化学物質規制のRoHSの経験を基に、RoHSの対応を出来る会社を紹介されたのですが、実際に行ってみるとRoHSでは無く、難燃性のULについてでした。面接していて話が違うじゃないかと思いましたし、相手もそういった感じだったと思います。面接終了に合わせるように、担当の男から電話が掛かってきたのですが、話が違う感じだったというと「おかしいなぁ」だけでした。その後、担当から不採用の電話が掛かってきて理由を聞くと希望しているULでは無かったとのことでした。その間、手数を掛けているのに「すみません」の一言は全くありませんでした。そして他で内定をもらって断りの電話を掛けた時も「あ、そう」という感じで終わってしまいました。
永江のブログを見ていると、「中高年の転職に見る「サラリーマンは自己表現ができない」の悲劇」の前に「過去3年の大阪市役所の逮捕者総数57名!!!大阪市民以外は大阪市をどう見ているか」という書き込みがありました。
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=19748
私はいわゆる「大阪都構想」は賛成でしたが、二重行政のムダを無くすというシステム面においてですが、永江の場合は逮捕者や給料など職員に問題があるから解体せよと考えているようです。しかし、職員の問題であれば、そのシステムに問題がないかをまず考える必要があるでしょう。大阪市は知りませんが京都市の場合、同和地区の人をその地区の責任者の推薦で採用していたことがあって、不祥事があった時に住所が「また京都駅の東か」とか「三条京阪の東か」と思ったものです。これは根本原因としてその採用システムを変えないといけません。採用において身分、年齢、性別といった努力では変えられないもので絞ってしまえば優秀な人材もカットしてしまうのは小学生でもわかる論理です。
永江の書き込みを見て感じるのは、大阪市の件にしても転職の件にしても「システムの問題」ではなく、「人の問題」で片づけていることです。私も前職で品質の仕事をしていて購買品や外注品での品質トラブルが発生したことがありますが、何度もトラブルを発生させている外注先等の原因報告書を見ると総じてシステムに問題があって改善するのではなく、人のミスを原因にしていました。こういったことで人を責めても解決にならないのは、どのような問題でも同じです。
私も永江と再就職時のコンサルタントの2人だけで判断するのは無理がありますが、R社の採用システムと社員教育システムに問題があるように感じてしまいます。永江の考え方からいけば解決策は直ちにR社を解散するということになるのでしょうが。
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