今日は、福岡で用事を済ませて唐津で一泊です。佐賀県で泊まるのは初めてです。
今から800年近く前、元が今の福岡県を侵略しようとしたことは歴史の授業でご存知だと思います。先日「元寇史料館」があると聞いて用事の前に行くことにしました。
新幹線は大雨で徐行し30分近く遅れて博多に到着しました。博多から小倉方面へ1駅戻ると吉塚という駅があります。そこから海側へ3,4分歩くと元寇史料館が見えてきました。
元寇史料館は土日祝日開いているとの情報でした。ところが、入口に行くとカーテンが閉まっていて「休館日」の札が。今日は日曜日なのにと思いながら時間も無いので戻ることにしました。
ただその後調べてみると、現在元寇記念館は日蓮上人銅像護持教会が管理してその敷地内にあるのですが、その受付へ行くと開けてくれたようでした。しかし時間は無かったですしサッと見て帰ろうと思っていたので私一人が来るだけで開けてもらうのも手間を掛けすぎと思いました。次回行くことにします。
元寇は2回起こりましたが、1回目の文永の役については外敵からの防衛という知識も経験もありませんでしたからかなり苦戦したようですが、2回目は外敵に備えて防塁を築きました。当時の防塁はほとんど残っていませんが、生の松原というところに防塁が復元されていますので、用事が終わってから行ってみることにしました。
場所ですが、博多から地下鉄で姪浜まで通じているのですが、姪浜から唐津までJR筑肥線と相互連絡しています。そして姪浜から次の駅は下山門駅に最寄り駅です。ここから海の方向へ向かうと5分ほどで砂浜が見えてきました。
その右手には「元寇防塁」の案内石碑があり、その方向へ歩いていくと元寇防塁がありました。
また、元寇防塁に関する説明文もありました。2回めの弘安の役は防塁によって上陸が阻止されている間に台風によって敵は壊滅したと言われています。
そしてなぜ元は日本を侵略しようとしたのかですが、一説によると当時は黄金の国ジパングでしたので金を獲得したいという思惑があったと言われています。
今日でも同じように領土に関して紛争が起こっています。具体的には北方領土、竹島、尖閣諸島がありますが、ロシア、韓国、中国が侵略しようとする理由は海洋資源であり地下資源であるわけです。一方、日本には憲法があって戦争放棄をうたっています。私は戦争放棄の日本国憲法は素晴らしいものと思うのですが、それを良いことにして侵略しようとするものに対しては毅然たる対応をしないと外国に奪い取られることになります。特に竹島については戦争放棄の日本国憲法が成立して以降に武力で奪い取られたものであり、何も防衛をしなかった(出来なかった)場合の末路です。尖閣諸島については、防衛をしていて今の状況だと思うのですが、もし防衛をしなかったなら第二の竹島になっていたことは間違いありません。戦争放棄の憲法を武力で踏みにじる行為をしている竹島に対する韓国については、戦争放棄を誇りに思う人は韓国の行動に対してより怒りを感じるはずなのですが、残念ながら護憲を叫んでいる人はそうでない人がいて、彼らは護憲について国民を守ることよりも政治的な思惑、利権で行動しているとしか思えません。
元寇では1回目の文永の役ではかなり苦戦しましたが、2回目の弘安の役はほぼシャットアウトしたということは、元寇防塁は今の日本の防衛のあり方を物語っているように感じました。
ブログランキングに登録しました。下記のクリックをお願いします。
人気blogランキングへ

0