LECの人気講師だった佐藤としみ先生が辰已法律研究所に移られたようです。昨年もこの時期斎藤先生が早稲田セミナーからクレアールに移られました。
私が受験生の時も佐藤先生がDAI−XからLECに移られたり、今関西のLECで人気講師の田知本先生がTACから移られたりしていました。毎年この時期は講師のストーブリーグのようになります。
そして講師の移籍に合わせて受験生も(不合格者ですが)予備校を移ったりしますから、受験指導団体にとって人気講師を引き抜くのは受講生の増加につながります。
今回私が注目しているのが、佐藤先生が移られたのが辰已法律研究所ということです。辰已法律研究所はもともと司法試験の予備校です。司法試験の予備校では私が受験生時代に伊藤塾が大原の講師を引き抜いて社労士講座を始めたのですが、2年で撤退しました。
私の受験生時代の伊藤塾の思い出として、模試を受けに伊藤塾の京都校に行ったのですが、来ていたのはわずか8人、私以外は通信を受けている人かなと思って他の受験生のテキストをのぞいて見ると他校のテキストを持っている人ばかりでした。模試終了後、解説ビデオがあったのですが、1時間の内、45分を労基の択一の7問に費やしていてこだわりをもっているのだなと思いました。そして2週間で結果を発送することだったのですが、たった4日で成績表が送付されてきて、受験生は全国でわずか62人でした。結局伊藤塾は撤退となりました。
最近、日本マンパワーなど撤退や縮小するところが多い中、司法試験の予備校が新規参入してくるということは今後社労士試験で民法などの試験科目増加を見据えて、いわゆる「三振アウトの法務博士」の受け皿として考えているではないかと思います。これらの人は司法試験では失格者であっても法律の知識は社労士受験生よりも優っています。社労士受験生には明らかに脅威になります。
ただし以前にも書きましたが、来年民法等が加わることは恐らく無いと思いますし、「三振法務博士」が増えてくるのはこれからです。今後受験される方はこれらの人が増えない内に頑張って合格しておきましょう。
ブログランキングに登録しました。下記のクリックをお願いします。
人気blogランキングへ

0