6.9億円被災地に寄付したら… 軽井沢町が高額還付via asahi.com 2012年5月30日01時04分
東日本大震災の被災地などに対し、長野県軽井沢町の町民が株の売却による利益をもとに約6億9千万円の寄付をした。ところが、確定申告で寄付金分が控除されたため、町民から町民税を徴収していない町が約4700万円を還付しなければならなくなった。
町税務課によると、町民は2011年度、株式譲渡で得た所得から約6億9千万円を被災自治体や日本赤十字社などへ「ふるさと納税」として寄付した。株式譲渡所得には県民税などがかかるため、町民は県民税として約1億円を源泉徴収された。だが、その後の確定申告で寄付金分が控除されたという。
県民税の6割は、県から県内の市町村に対して県民税の総額に応じて配分される。軽井沢町への配分は約100万円だった一方で、町は還付金として約4700万円を負担することになったという。
町は財政調整基金を取り崩して対応。28日の町議会に還付金を計上した一般会計補正予算案を提出し、可決された。藤巻進町長は「町民税をほとんど受け取っていないのに納得できない。特別交付税で手当てしてもらうよう、県を通して国に要請したい」と話している。
総務省市町村税課は「株式譲渡による高額所得と高額寄付が同時にあり、非常にまれなケース。町が負担することになった還付金については財政当局との調整もあり、現時点では何とも言えない」としている。(桜庭泰彦)
よく知らないし、調べてもいないんですが、「ふるさと納税」って、[払うべき税金の一部(?)を別の自治体に納める]だと思っていました。たとえば、「住んでいる自治体に納める住民税を他の(被災地など)自治体に納める」では無いんですね?
「納税」と「寄付」が、ごっちゃになってワタクシには良くわからんよ。
「町民は県民税として約1億円を源泉徴収された」のであれば、その県民税が戻ってくるのはわかる。
ただ、「町への配分は約100万円だった」のであれば「町は還付金として約4700万円を負担する」必要は無いでしょ?
町への配分の100万円を返還すれば良いだけのことじゃないの?町への配分以外は「県民税として県に入ったのであれば、県が残り(9,900万円?)を返還するんじゃないの?
国に要請しなくても、県との話し合いじゃないのかな。それとも、制度上国を通さないとだめなのか。へんなの。

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