盆栽クラブの最長老橋本さんが、インフルエンザが元で肺炎を併発し、とうとう帰らぬ旅に赴かれました。クラブ員一同ご冥福をお祈りすると同時に、彼の遺作の数々を形見に頂いて参りました。
昨秋の文化祭の折、エレベーターの中で小生に向かって、「自分が亡き後は(丹精した)作品を貰って欲しい」と、つぶやかれた一言が耳から離れません。
御年九十歳ながら、矍鑠として作品制作に取り組むお姿が目に焼き付いています。頂いた沢山の鉢の中には新品が多く見受けられました。かの平櫛田中翁は百歳を超えてなお、30年かかっても使いきれないほどの材木を所有していた話しには遠く及ばずとも、『六十七十ははなたれこぞう おとこざかりは百から百から』の声が聞こえてきそうです。(お断り:facebookに同文掲載)


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