
センリョウの実

マンリョウの実

あくらに寄生したようなマンリョウ
小欄
「2008/5/19 小鳥と赤い実」で書いたように、この時節わが庭の其処此処に万両(マンリョウ)が赤い実を付けている。千両(センリョウ)も1本だけある。あくら(クロガネモチ)の大木の根元にまで、まるで寄生したかのように万両が枝を伸ばしている。いずれも自生であり、正月の縁起物として床飾りや、切り花などに欠かせない。
同じ時期によく似た赤い実をつける百両(ヒャクリョウ)=正式名カラタチバナというのがあるが、こちらは自生しているのを見つけるのは困難とか。更には十両(ジュウリョウ)=正式名ヤブコウジというものまである。
あくら(クロガネモチ)は「金持ち」に通じることから縁起木としても知られる。わが家には十両や百両という半端な金子こそないが、千両、万両と埋蔵金だらけ。これならばクロガネモチどころかオオガネモチである。
余談ながら、あくら(クロガネモチ)は岡山市の市木となっているが、縁起木のご利益が及ばず同市の財政は大赤字で、その額は7,000億円を越す。赤い実が「赤字」に繋がるとは何とも皮肉な話。

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