2009/1/14

女かくれ道通る  BOOK

外は、北西の季節風がびゅうびゅう。こんな日は、すべての外出の予定を取りやめて、布団にもぐって読書をするのが贅沢な過ごし方かと。麦チョコもあったりすれば、もう最高ですわ(^w^)

書評サイトで紹介されていた面白そうな本を図書館から借りてきました。

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「関所抜け江戸の女たちの冒険」です。幕末。秋田から日本海側を通って京都・奈良、そして四国の金比羅さまをお参りし、伊勢神宮をお参りして東海道を江戸に向かい、そして秋田に帰るという・・・かなりの長距離を旅したおいとさんの旅を検証した本です。

おいとさん。どういう人かはよく分かりません。唯一分かるのは実家は商家であるということ。作者は、中年で、一度は嫁にいったけれど出戻ってきた女性なのではと想像しています。おいとさんは、知人の船問屋のおかみさんと、2人の下男(銀蔵と亀吉)の計4人で旅に出るのですよ。

・・・重い荷物は若者2人にまかせて、仲良い友人との旅。そりゃ楽しいかと(^^)

話の本題は、いかに関所を通らずに旅をしたか、というところ。どうも、関所の役人と周辺住民の間で・・・暗黙のルールがあったようですね。言葉は悪いですが、官民入り乱れての悪どい商売をしていたのですわ。そもそも関所を通る時、お金がかかります。書類の不備があれば、その書類を整えるのに国に戻らなくてはならなかったり、ってことも。そうなると莫大な時間とお金のロスが。そもそもお役人にチェックされるのも気が重い話です。それならちょっと高くはつきますが・・・地元の人の案内でわき道を通って・・・って具合。それが「女かくれ道通る」なのですわ。

おいとさんは、後日この旅を「参宮道中所用記」という本にまとめます。これが、小遣い帳兼覚書程度の内容で実にシンプル。「○○に泊まる。宿代○○。わらじ代○○」くらいしか書いていないので、旅の様子は同時代の他の人が書いた旅行記から推測することに。そんなわけで、作者は、よく清河八郎の旅行記を引用するのですわ。同じ頃に山形の新庄から母親を連れてお伊勢参りをしていたとかで、重なる部分が多いためかと。

・・・清河八郎って、新選組の結成に深く関わっていた人です。σ(^^)のイメージは大河ドラマの「新選組!」。なんか胡散臭い人なのですよ。白井晃さんが演じていました。

その、引用される旅行記を読むと・・・清河八郎ますます、悪いイメージに。多分、頭は切れるのだと思うのですけど、きっと、友達少なかっただろうなぁ〜って感じの文章を書くのですわ(^^;

それを踏まえると、このおいとさんの淡々としたメモ書きの中にある「飴32文」「甘いもの50文」「安倍川餅75文」が、ものすごーくほほえましく思えて。短い文章でも、人柄って出るのですよ。時々「あんま・はり100文」なんてのもあるのですよ・・・そりゃ、足腰疲れたでしょう(笑)

そして、旅の終わりの話がよかったですね。雪が降ってくるし、年末までには家にたどり着かないと!と思ったのか、江戸からは猛ダッシュで秋田まで進むのですわ。そして、家の近くの宿場まで来ると、馬をひいたお迎えの人がきているのですよ。その馬に乗りさらに進むと、今度はお弁当が届くのです。最後は、お帰りパーティーが用意されていて・・・みんなで大騒ぎ。なんだかジーンときましたね(T_T)

ともかく。関所はお金がとられるばかりで邪魔なものだった、ということかと。その証拠に明治になると、即、関所は廃止になったそうです(^w^;
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2009/1/17  18:22

投稿者:なみなみ

天照太御神さん>
ものすごい神々しいHNだなぁ〜と思ってよくみてみると・・・「太」でしたか(^^;

2009/1/15  11:59

投稿者:天照太御神

世界は日本から変わり始めてます
伊勢-白山道
http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/

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