2018/11/23

【済州島出張4日目】李仲燮美術館  調査・旅行・出張

済州島最終日はバスで西帰浦へ移動して李仲燮(イ・ジュンソプ)美術館へ。

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海を見下ろす高台に建つ美術館は2002年の開館。
すぐ隣に公園が整備されていて、彼と妻の李南徳(山本方子)と2人の子どもたちが1951年1月から12月まで暮らした茅葺の家が当時の状態に復元されています。

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土間の台所が奥に長く6.39u(1.9坪)、部屋が4.70u(1.4坪)。建物の隅の小さな空間に一家4人が暮らしていました。

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朝鮮半島の動乱に翻弄され、やがて妻と子どもを日本に帰し、別離のまま1956年に死去した彼にとって、済州島で暮らしたわずか11ヶ月は、貧しいながらもっとも幸福な時期であったようです。それがこの地に美術館が建った理由なのだと、館内を案内してくれたJ学芸員が強調されていたのが印象的でした。

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韓国の「国民的画家」と言われるだけあって、決して広くはない美術館(敷地面積60坪程度)の年間入館者は20万人を超えるそうです。

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美術館の前の道は、韓国で初めて画家の名がついた「李仲燮通り」。洒落た土産物店が並び、李仲燮の絵をモチーフにした微笑ましいオブジェやタイルが設置されていました。マンホールや排水溝まで彼の作品を模しています。

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数億円の高額で取引される彼の代表作を揃えるのは簡単ではなく、油彩画の展示は小品が中心。J学芸員によれば、比較的値段の安い(それでも数千万円)銀紙画(タバコやチョコレートの包み紙に突起物で引っ掻いて描いた絵)や、家族へ宛てた絵手紙を狙って収集しているとのことでした。

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それでも屋上にのぼると、画家が絵に描いた海の景色を一望できるのは嬉しく思いました。
昨日は済州島に冷たい強風が吹き、今朝は漢拏山の山頂が薄っすらと白くなっていましたが、南海に面した西帰浦の風は暖かく、李仲燮が束の間の幸福を過ごした日々が想われます。

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代表作はよそにあっても、この場所でしか見えないものがあるのです。
最後に良い場所を訪れたことに満足して、夕方の飛行機で済州島を後にしました。
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