2017/4/10

【沖縄出張】佐喜眞美術館など/栄町市場  調査・旅行・出張

沖縄へ向かう途中、一人芝居の北島角子さんの訃報を知りました。
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-475924.html
2000年に初めて沖縄へ行き、佐喜眞美術館を訪れたとき、訳が分からないまま連れられて、知花昌一さんの民宿の庭先で北島さんの一人芝居を観ました。それはとても強烈な沖縄体験でした。

今回の沖縄出張の主目的は、展覧会でお世話になった方々への御礼とご挨拶。
北島さんと縁の深い佐喜眞美術館の皆さんには、お会いできるだろうかと不安になりましたが、佐喜眞館長のご家族が温かく迎えて下さいました。北島さんの御親戚であるU学芸員にお会いできなかったのは残念ですが、仕方ありません。

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展覧会の御礼報告をした後、コレクション展を観ました。
丸木夫妻はじめ、丸木スマ、大道あや作品が目を楽しませてくれます。
沖縄なのでなかなか観ることができませんが、佐喜眞美術館の大道あやコレクションは、《薬草》《牡丹祭》《小江戸祭》など、質の高い作品が多いのです。

   *   *   *

午後は琉球新報社に御礼報告し、夜はキュレーターの居原田遥さんに連れられて、栄町市場のすぐ隣にある、手塚太加丸くんが主宰するシェアハウスに遊びに行きました。
太加丸くんは昨年の「私戦と風景」展の出品作家で、今も丸木美術館の裏の林には、彼が暮らした小屋が残っています。

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那覇では、以前に牧志公設市場に行ったことはありましたが、栄町市場を訪れたのは初めてでした。
迷路のような狭い路地を歩き、かつての沖縄現代美術の実験場・前島アートセンター(現在は解散)の移転先だった跡地にも案内してもらいました。

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この界隈は、戦前はひめゆり学徒隊で知られる沖縄県立第一高女があったようです。
今も戦後の闇市の猥雑な雰囲気を残し、独特の賑わいが続いています。
http://www.sakaemachi-ichiba.net/about.html

市場を抜けた先のビルの2階と3階が、太加丸くんのシェアハウス。
この日は10人足らずの若者たちが滞在していたので、屋上に上がって、心地よい夜風に当たり、市場の明かりを見下ろしながら、彼の近況やシェアハウスの運営の話を聞きました。

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だいたい1か月以上滞在する人からは家賃をもらうけれども、短期滞在者は無料。
たぶん生活上のルールはほとんどなくて、なんとなく順番に食事を作ったりしているようです。
台湾から来た滞在者もいて、特に仕切られた空間もないので、みんな適当に居場所を確保して住みついている感じでした。
屋上の空間ではアートイベントをしたり、フリーマーケットを開いたりしているとのこと。
全国にはこういう場所がいくつかあって、互いに訪ねて行って交流しているそうです。
ぼくはこうした若者たちの動向には疎いので、ただただ面白がって聞いていました。

密集した家の屋根を渡って市場まで行けそうな、このシェアハウスの立地は魅力的です。
風に乗って、酔客たちの騒ぎ声がかすかに聞こえてきました。
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