2017/3/21

岩波ブックレットNo.964『《原爆の図》のある美術館』のお知らせ  執筆原稿

2017年4月5日に、岩波ブックレットNo.964『《原爆の図》のある美術館 丸木位里、丸木俊の世界を伝える』が刊行されます。

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2年越しで苦しんでいたのですが、ようやく出せることになりました。

「わかる、使える〈はじめの一冊〉」ということで、新しい研究成果の発表というより、絵の前で解説をするように、丸木夫妻と《原爆の図》、丸木美術館についての基本的なところを、語り言葉で記した内容です。
開館50周年を機に、初めて丸木夫妻の世界に出会う方にも手にとっていただければ、幸いです。

表紙の絵は丸木俊さんの筆による「丸木美術館見取り図」。
80年代の図なので、今とは建物が少し違っていますが、ゆるやかな空気感はあまり変わっていませんね。
編集者Oさんのセレクト、とてもいい表紙で、気に入っています。

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岩波ブックレットNo.964『《原爆の図》のある美術館 丸木位里、丸木俊の世界を伝える』
岡村幸宣著 定価(660円+税)

《原爆の図》が現代に問いかけるメッセージとは何か。
丸木美術館の学芸員が語る、《原爆の図》がたどった道のりと作品の新しさ。

原発と原爆を一体のものとして批判していた丸木位里・丸木俊夫妻の先見性が、3.11後、改めて注目されている。二人の共同制作《原爆の図》はいかに描かれ、それがもたらした衝撃とはどのようなものだったか。二人の生い立ちと遍歴、そして美術史的にも再評価が進む《原爆の図》について、丸木美術館の学芸員が語る。

【目次】
1 川のほとりの美術館
 《原爆の図》のある場所/画家の痕跡の残る場所/《原爆の図》のための展示室/丸木スマの絵画

2 水と油の画家
 太田川のほとり/水墨のシュルレアリスム/屯田兵の開拓村/女絵かきの誕生/原爆を見た画家

3 《原爆の図》の旅
 人間の痛みを描く/共同制作という実験/三部作の完成と全国巡回展/無数の記憶を注ぎ込む/原爆報道の解禁と世界巡回/第五福竜丸の被爆と署名運動/再出発と安住の地/加害の記憶に向き合う/虐殺と差別/暴力の根を求めて/痛みへの想像力/時代を超えるつながり

4 ニ一世紀の《原爆の図》
 戦後五〇年から三・一一へ/被爆七〇年の米国展/ミュンヘンの戦後美術展/絵画が呼び起こす想像力/《原爆の図》とともに生きる


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