2016/10/28

『琉球新報』に「壷井明展」評掲載  掲載雑誌・新聞

2016年10月28日付『琉球新報』文化欄「見聞録」に、共同通信配信の「壷井明展」評が掲載されました。
評者は美術評論家の福住廉さん。どうもありがとうございます。

以下は、記事からの一部抜粋です。
掲載画像は《無主物 2012年8月22日に死んだ下請け作業員》。

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・・・壷井の絵画が優れているのは、図像と文字を切り分けない点にある。近代的な絵画の規範では、文字や言葉は絵画の自立性を損なうため、それらを画面から排除すべきと考えられている。だが壷井は、被災者が語る言葉を画面に貼り付けることもあれば、解説文を絵画とあわせて展示することもある。

 図像と文字で構成された絵画の前で、私たちはしばしぼうぜんと立ち尽くすほかない。そこには、私たちの知らない被災者や原発作業員の生々しい「声」が埋め込まれているからだ。おそらく誰もが自らの怠惰な忘却を恥じ入るにちがいない。この心境の変化は大きい。
 
 壷井の絵画は、単に現実と連動しながら描かれ続けているだけではない。それは同時に、新たな現実をつくり続けているのだ。


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