2016/4/22

座・高円寺RingBong公演・ナオナカムラ「笹久保伸展」  他館企画など

午後2時から、座・高円寺にてRing Bong第6回公演「名も知らぬ遠き島より」を観ました。

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脚本は文学座の山谷典子さん。2012年以来の再演ですが、日本劇作家協会プログラムに選ばれたそうで、会場が大きくなりました。

現代の東京の病院と敗戦後の中国牡丹江の旧日本軍病院を、行きつ戻りつしながら進んでいく物語。
劇中ではふたつの異なる時代を対比していますが、決して「戦争」と「平和」の対比ではありません。
むしろ両者の共通項を抽出しつつ、国家に翻弄される理不尽や生きることの罪深さを描き出しています。だからこそ、命をつなぐよろこびを実感するラストシーンが胸に深く響きます。
2012年の公演のとき、初めて山谷さんの作品を観て感銘を受けたことを思い出しました。以後、毎年、RingBongの公演には注目しています。
昨年の公演は、丸木美術館をモデルにした作品「闇のうつつに 我は我かは」でした。
来年はまた、描き下ろしの戯曲のようなので、楽しみですね。

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座・高円寺の後は、同じ高円寺のナオナカムラへ。
26日まで笹久保伸の個展「秩父前衛派」を開催中です。

ギタリストである笹久保伸は、近年、武甲山を中心に秩父の複雑かつ根源的な歴史を掘り起こしながら、映画や写真を撮影しています。
瀬戸内国際芸術祭にも作品を発表するなど、その活動は現代美術界からも注目を集めています。

今回の展示は、瀬戸内のドキュメント映像、秩父の写真に加え、図形楽譜のシリーズなど視覚表現ばかりですが、個人的には秩父に伝わる仕事歌を掘り起こし、ラジカルに命を吹き込んだ2014年のアルバム『秩父遥拝』に衝撃を受けました。
そのとき、丸木美術館でもコンサートをして下さっています。

縁のある若い表現者たちが活躍していくのは、とても嬉しいことですね。
これからも、どんどん活動の場を広げて下さい。
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