2016/1/16

今日の反核反戦展企画『首相官邸の前で』上映会  イベント

「今日の反核反戦展2016」最終日。
招待作家のイルコモンズ(小田マサノリ)さんも出演されている映画『首相官邸の前で』(小熊英二監督、2015年)のトークシェア上映を行いました。

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会場には30名を越える方が集まりました。
歴史社会学者の小熊英二さんの初監督作品とのことですが、映画の作りが面白かったのは、ネット上で見られる自主撮影映像を、撮影者の賛同と協力にもとづいて多数使用しているという点。
「大手メディアが報じない」と言われ続けてきた脱原発デモの現場を、無数の撮影者たちの映像によって記録するという試みは、「3.11」後の状況をよく表しているようにも思えます。
映画の中でインタビューを受けているのも、「世代・国籍・出身・地位、全てがちがう」8人であり、デモを組織する「全体のリーダー」ではない点が象徴的でした。

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その8人のうちのひとりである小田さんは、上映後のトークで、「すべてを語りつくしていないから、描かれていないことが観客の話題になるという意味で、開かれた映画」と評していました。
実際、この映画上映の条件は、必ずトーク・ディスカッションをすること、というのです。

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作品の英題は「Tell the Prime Minister」。
その名の通り、映画のラストシーンは、小熊さんや小田さんらが、野田総理大臣(当時)と面会し、脱原発を直接要求する場面でした。
そこで小田さんは、「野田首相は『Never, never, never, never give up』(1月4日年頭会見)とおっしゃいました。この言葉をそっくり野田首相に申し上げたい。私たちは決して、決して、決して、決してあきらめません。あきらめないだけではありません。3月11日に起こったあの事故と、それによって失われたもの、それを絶対に決して忘れない。そして、だから原発を絶対に決して許さない。政府が原発をやめますとはっきりと言わない限り、ぼくらはこの抗議を決してやめない」と発言していました。
この発言が、もしかすると映画全体のハイライトになっているのかもしれません。

上映会のトークの中で、今まで動き続けていた原発の数と比較すれば、原発ゼロからいくつか原発が動いただけで脱原発運動を「失敗」と思ってはいけない、かならず脱原発の時代は来る、との確信を語った小田さん。
最後に、「良いことは蝸牛のペースで進む」とガンジーの言葉を引用されていたのが、とても印象的でした。
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