2015/8/2

【広島出張2日目】原爆文学研究会・ギャラリーG  調査・旅行・出張

午前中は原爆文学研究会。昨日の広島県美のシンポジウムは消化不良気味でしたが、示唆に富む研究発表を続けて聞くうちに忘却の彼方へ。
やはり研究発表は、愛と熱意がなければ……とあらためて実感しました。

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成田龍一さんの発表の途中で研究会を抜けたのは心残りでしたが、ギャラリーGで浅見俊哉さんと竹田信平さんとのトークへ。
浅見さんは被爆樹木の影を感光紙に写し取る写真作品で、その行為そのものが「原爆の閃光」を思い起こします。爽やかな作風なので、女性ファンも多いようです。

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竹田さんはちょうど長崎県立美術館で個展の展示を終えて駆けつけてきたそうです。
広島県立美術館でも展示が行われており、被爆70年の広島・長崎での同時展示という体験が、今後の彼の制作にどんな新しい方向性をもたらすのか、楽しみです。

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二人の異なる作家とのトークは、なかなか難しいものがあるのですが、ひとつ心残りだったのは、竹田さんが「体験を忘れること」の意味について語ったとき、「多くの人はそもそも出会わないのだから、忘れることさえできないのでは」と返してしまったこと。
あの発言は、地道に在米被爆者の証言のアーカイブを作った上で表現活動に入った、つまり数多くの被爆体験が自らの身体を通過したという体験を持つ彼ならではの思考だったのかもしれません。もう少し丁寧に掬い取るべきでした。

原爆表現の多様さを実感した2日間の広島滞在を終えて、帰路に着きかけたとき、中国新聞のD記者夫妻に呼び止められて、大須賀町の裏街でちょっとだけ飲みながら話をしました。
こういう嬉しい体験があるから、ああ、また広島に来なければ、という気持ちになるのです。
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