2015/2/25

テレ玉NEWS 930特集「原爆の図アメリカへ」  TV・ラジオ放送

午後9時30分からのテレビ埼玉のニュース番組「NEWS 930」で、アメリカへわたる《原爆の図》についての特集が放映されました。
報告は余野誠記者。丁寧に取材して下さったので、以下に、その内容を書き出します。

―スタジオ―
【テロップ】原爆の図 アメリカへ
波多江良一キャスター:続いては特集です。70年前の原爆の悲劇を後世に伝えようと強い怒り、悲しみとともに筆を走らせた夫妻がいます。
村山千代キャスター:その二人の作品は、海を渡り、アメリカ・ワシントンで展示されます。

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―丸木美術館の外観―
【テロップ】原爆の図 丸木美術館
余野誠記者:東松山市下唐子にある原爆の図丸木美術館。
―丸木位里写真、続いて丸木俊写真―
【テロップ】丸木位里(一九〇一〜一九九五)、丸木俊(一九一二〜二〇〇〇)
余野記者:70年前の八月、原爆が投下された3日後に広島に入った画家、故・丸木位里・俊夫妻。
―丸木夫妻の共同制作の写真―
【テロップ】報告 余野誠
余野記者:そこで目の当たりにした地獄絵図。

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―原爆の図 第8部《救出》―
【テロップ】丸木位里・俊夫妻が完成させた 原爆の図
余野記者:その絶望と破壊のありさまを伝えていこうと、二人が心血を注いで完成させたのが、原爆の図15部です。丸木美術館には、長崎原爆資料館所蔵の《長崎》を除く14部が展示されています。

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―原爆の図 第12部《とうろう流し》―
【テロップ】ことし6月〜8月「原爆の図」がアメリカ・ワシントンのアメリカン大学美術館で展示される
余野記者:被爆から70年の今年6月から8月にかけて、この《原爆の図》が海を渡り、アメリカの首都ワシントンのアメリカン大学美術館で展示されることになりました。

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―原爆の図 第2部《火》―
【テロップ】原爆の図 第二部「火」
余野記者:今回展示されるのは、第1部《幽霊》、第2部《火》など6つの作品です。第2部《火》は、原爆の図の代表的な作品として知られています。紅蓮の炎が人々を焼き尽くすさまが、被爆直後の広島の惨状を物語っています。

―第2部《火》の前のインタビュー―
【テロップ】原爆の図 丸木美術館学芸員 岡村幸宣さん
岡村:去年の5月にですね、アメリカン大学の歴史学者のピーター・カズニックさんが丸木美術館に来られて、いったん全部ご覧になった後帰られてから、ぜひ、やりたいと。展覧会を2015年の夏に開きたいとオファーを下さって、作品を運ぶためのお金を集めるという、募金を呼び掛けて、それでとんとん拍子にここまで話が進んできたという感じですね。

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―原爆の図 第13部《米兵捕虜の死》―
【テロップ】原爆の図 第十三部「米兵捕虜の死」
余野記者:原爆で死亡したとされるアメリカ兵を描いた第13部「米兵捕虜の死」。作品に添えられた、「あなたの国の若者も23人死んだのです」との言葉、アメリカの人びとにどう届くのでしょうか。

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―原爆の図 第14部《からす》―
【テロップ】原爆の図 第十四部「からす」
余野記者:多くのカラスが死体をついばむ恐ろしい光景。最後まで弔われず、死後も差別されたという韓国・朝鮮人被爆者を描いた第14部「からす」も海を渡ります。

―第2部《火》の前のインタビュー―
【テロップ】Qなぜ「火」「米兵捕虜の死」など6作品が――
岡村:コンセプトとしては、まず大きいのが原爆の被害、それも人間の被害ですね。それから原爆以外の核、それは《署名》なんかに出てくるんですけれども、それから国境を越えた人間共通の問題としての核、それから鎮魂、その4つのテーマから、今回の6点の作品を選んでいます。

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―原爆の図 第1部《幽霊》(貸出中のため複製)―
【テロップ】アメリカでは「戦争終結を早めた原爆投下は正しかった」という考え方が現在も支配的といわれる
余野記者:被爆した人たちの記憶とともに、原爆投下の惨状が語り継がれる日本。一方、アメリカでは「戦争終結を早めた原爆投下は正しかった」とする考え方が現在も支配的と言われています。
―再び、丸木夫妻の共同制作の写真―
余野記者:日本とアメリカ、両国の歴史認識は異なりますが、丸木夫妻が描いた絵を通じてともにあの悲劇を共有し、平和への思いをつなげられないか、美術館では期待を寄せます。

―第2部《火》の前のインタビュー―
【テロップ】アメリカの人々に何を感じてほしいか
岡村:アメリカでは、やはりエノラ・ゲイ、原爆を落とした飛行機が英雄のように扱われて、空から爆弾を落とした視点なんですね。で、勝利の象徴となるわけですけれども、
―第2部《火》、第8部《救出》などクローズアップ―
岡村:原爆の図というのは、空から落とした爆弾が、きのこ雲、爆発してきのこ雲が湧きあがるんですけれども、その下にいる人間の目から原爆を見ているんです。空の上からと空の下から、まったく違うんですね、視点が。
―第2部《火》の前のインタビューに戻る―
【テロップ】空の「下」にいた人たち その人たちがどう原爆を見たかというのを/“言葉”ではなく 実際 自分たちが8月6日のヒロシマの焼け野原にいるように/体で感じてもらう それが絵の「力」だと思うので
岡村:で、その空の下にいた人たち、その人たちがどう原爆を見たかというのを、アメリカの人たちに、言葉ではなく、実際に自分たちが8月6日の広島の焼け野原にいるように、体で感じてもらう。それが絵の力だと思うので、そうすることで想像力を広げる。国とか人種とか、そういうものを超えて、同じ人間として核の被害について向き合っていく、そういう機会にしていだたきたいというふうに思っています。

―館内の《原爆の図》展示風景―
【テロップ】募金について 原爆の図 丸木美術館 TEL0493-22-3266 メールmarukimsn@aya.or.jp
余野記者:《原爆の図》の輸送費や保険料など、必要な経費はおよそ1000万円。現在、丸木美術館では寄付を募っています。展示の日程は今年6月13日から8月16日。8月6日の広島原爆忌には、6つの作品が美術館に存在しませんが、この間も夫妻の別の作品を展示する予定です。

―第2部《火》の前でのインタビュー―
【テロップ】「原爆の図」の15部連作以外にも全国に散らばっている
岡村:そのあいだ丸木美術館空っぽになっちゃうと寂しいな、と思う方もいらっしゃると思うんですが、実は《原爆の図》というのは、15部の連作以外にも、たくさん全国に散らばっているんですね。ほとんどの方がそれを見たことがない。で、今年の夏はそれを全国から集めて来て、今まで知らない、誰も見たことがない《原爆の図》をそろえて、多くの方にまた見て頂くと、そういう機会を設けたいと思っています。

―スタジオ―
波多江キャスター:以上、特集でした。
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