2015/2/24

『東京新聞』夕刊に「中東に平和を 「ゲン」が訴え」記事掲載  掲載雑誌・新聞

中東に平和を 「ゲン」が訴え エジプトの教授、アラビア語版出版
 ――2015年2月24日『東京新聞』夕刊

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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015022490135442.html

カイロ大学日本語学科教授のマーヒル・シリビーニーさんの翻訳で、漫画『はだしのゲン』第一巻のアラビア語版が出版されたというニュースが入ってきました。
昨年夏に丸木美術館で開催した「はだしのゲン絵本原画展」の際に、あらたにアラビア語版が出る準備をしていると聞いていたのですが、中東情勢の複雑化するなかでの刊行は、現地でどのように読まれるのか、興味深いところです。

昼前に、東京新聞の記者から電話があり、私も短いコメントを寄せました。
以下は、東京新聞のWEBページからの一部抜粋。実際に紙面に掲載された内容とは、少々異なります。

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 原爆投下後の広島で生きる少年を描いた「はだしのゲン」は、二〇一二年に亡くなった漫画家中沢啓治さん=享年(73)=の自らの体験に基づく。主人公の少年ゲンがたくましく成長する姿を描いた作品は平和教材として活用され国内ではドラマやアニメ映画、実写映画も作られている。

 一方で、一三年には、作品の一部に暴力的な描写があるなどとして松江市教育委員会が市内の小中学校に学校図書館で子どもの閲覧を制限するよう要請したことが分かり、全国で議論を呼んだ末、市教委が要請を撤回する騒動があった。

 この問題を機に昨夏、埼玉県東松山市の「原爆の図丸木美術館」は、絵本版のカラー原画や十五カ国語に翻訳された作品を展示する特別展を開いた。中沢さんが何を伝えたかったのか、あらためて作品を見てもらおうと考えたという。

 学芸員の岡村幸宣さん(40)は「原爆投下から時間の経過を経て、広い視野から被爆の体験だけでなく被爆者の生き方まで描いていることが、世界で読み継がれる理由だと思う。海外で紹介される意味を私たちもよく考える必要がある」と話す。

 「はだしのゲンをひろめる会」(金沢市)の浅妻南海江理事長(72)は「念願だったのでうれしい。さっそくアラビア語版を入手して、アラビア語圏に広めていきたい。ゲンが、アラブ諸国の平和に寄与することを願っている」と喜んだ。


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紙面には「海外で新たに紹介される意味を日本人も広い視野で考える必要がある」という私のコメントが書かれていますが、私はこういうときになるべく「日本人」という限定した言い方はしないつもりなので、WEB上のコメントの方が、より真意に近い内容だと思います。
今年は《原爆の図》が渡米しますが、『はだしのゲン』も含めて、戦争のもたらす「痛み」を感覚的に想起させる作品が、これからも世代を超えて読み継がれていくことを期待しています。
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