2014/12/16

平凡社コロナブックス『山本作兵衛と炭鉱の記録』  執筆原稿

平凡社コロナブックスの新刊『山本作兵衛と炭鉱の記録』(2014年12月19日発行、定価1700円+税)の見本が手もとに届きました。

諸事情によって1年半刊行が遅れましたが、丸木美術館の展覧会から生まれた企画、何とか世に出せて良かったです。
関係者の皆さま、本当にお疲れさまでした。

山本作兵衛の約60点の炭坑記録画は、身近な人たちが所蔵されていたもので、これまで書籍などに紹介される機会のなかった作品です。
それだけでなく、井上為次郎、原田大鳳、山近剛太郎、島津輝雄、斎藤五百枝、大宮昇、北島浅一、吉田初三郎の絵画、加藤恭平、本橋成一の写真、石井利秋のポスターなどの貴重な視覚表現を収録した充実の一冊。
萩原義弘さんの撮影による「軍需生産美術推進隊」によって作られた全国の11体の「混凝土(コンクリート)」彫刻の写真も見どころです。

私もわずかながら、加藤恭平と戦時下の炭鉱写真についての原稿を書いています。

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〈目次〉
筑豊の炭坑画家たち
 山本作兵衛―坑夫の見たもの
 坑内からの視点―作兵衛以外の描き手たち
  〈作品〉原田大鳳、山近剛太郎、島津輝雄
 艶めく闇―絵師・井上為次郎の十八枚 上野朱
  〈作品〉井上為次郎

撮された炭鉱
 炭鉱写真の草創期―高島・端島(長崎)/幌内・夕張・神威(北海道)
 三池と筑豊の記録写真―土産写真と会社写真帖
 北海道炭礦汽船写真帖―空知・夕張
 中国山東省・淄川炭鉱
 炭鉱映画の原点
 加藤恭平の残されたフィルム―戦時下の写真表現
 写真が語る常磐炭田小史―『みろく沢炭鉱資料館写真集』を中心に
 筑豊炭住居住者の家族アルバム 本橋成一

炭鉱イメージの広がり
 炭鉱を訪ねた画家たち―斎藤五百枝/大宮昇/北島浅一
 立ち尽くす混凝土(コンクリート)―十一体の坑夫像
 戦前の炭鉱をめぐるポスターとパンフレット

掲載作品関連炭田・炭鉱マップ


執筆・解説を担当したのは次の8人(掲載順)。
上野朱(古書店店主、著述家)
中込潤(直方谷尾美術館学芸員)
萩原義弘(写真家)
青木隆夫(夕張地域史研究資料調査室長)
岡村幸宣(原爆の図丸木美術館学芸員)
野木和夫(常磐炭田史研究会会長)
本橋成一(写真家)
寺本美奈子(印刷博物館学芸員)

写真撮影は、近藤宏一郎さん、萩原義弘さん、小原佐和子さんの3人。

お世話になった平凡社の坂田修治さん、酒井香代さんに心から御礼を申し上げます。
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