2013/10/24

渋谷・ギャラリーTOM「木下晋展」など  他館企画など

丸木美術館の新商品クリアファイルを製作するため、渋谷のデザイン会社に丸木俊の原画を届け、渋谷駅前のスクランブル交差点の大型ヴィジョンに放映されている安藤栄作さんの彫刻《光のさなぎ》を確認してきました。

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丸木美術館の企画展示室での光景も、しっかり紹介されています。

   *   *   *

その後、鍋島松濤公園の近くにあるギャラリーTOMへ。

ギャラリーTOMは、前衛美術家・村山知義と童話作家・籌子の息子であり、自身も児童劇作家として知られる村山亜土・治江夫妻によって1984年に創設された小さな美術館です。
現在は、11月に丸木美術館で個展を開催する木下晋さんの絵本『はじめての旅』の原画展を開催中。

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美術館の入口には、「ぼくたち盲人もロダンをみる権利がある」という言葉が刻まれたプレートが組みこまれています。
視覚障害者であった村山亜土と治江の息子、錬による言葉です。
この言葉に突き動かされて、二人は、「手で彫刻を見る」ことのできる美術館を設立したというわけです。

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木下さんの展示を拝見した後、子どもの頃に読んでいた懐かしい絵本を見つけました。
村山知義の絵による『おなかのかわ』です。

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しかも、1958年発行の「こどものとも」32号(鈴木三重吉訳)版と、1975年2月発行の改訂版(瀬田貞二再話、1977年4月特製版)の2種類の絵本があったことを、初めて知りました。
よく見ると、「こどものとも」版(写真左)は縦書き左開き、改訂版は横書き右開きになっていて、そのために図版もすべて描きなおしていることがわかりました。

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昨年、神奈川県立近代美術館や世田谷美術館などを巡回した「すべての僕が沸騰する―村山知義の宇宙」展も見ていたのですが、そのときには、『おなかのかわ』にふたつのヴァージョンがある、ということには気がつきませんでした。
比べて読むと、とても面白いです。

ギャラリーTOMでは、偶然、福音館書店相談役の松居直さんご夫妻にもお会いできました。
絵本の歴史を変える画期的なお仕事をされた方とお話できて、とても嬉しく思いました。
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