2013/6/28

神奈川県立近代美術館葉山「戦争/美術」展作品搬出  館外展・関連企画

このところ、諸事情により、なかなか日誌を更新していませんが、美術館ではいま、公益財団法人移行後の最初の決算報告に向けて、事務局のYさんを中心に連日たいへんな事務作業が続いています。

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この日は、午後から神奈川県立近代美術館のN学芸員が来館され、7月6日から神奈川県立近代美術館葉山館で開催される「戦争/美術 1940-1950 モダニズムの連鎖と変容」展の作品搬出が行われました。

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丸木美術館からは、原爆の図第1部《幽霊》から第4部《虹》まで4点を貸出し、前後期2点ずつが展示されます(当初は第1部《幽霊》、第2部《火》が前期、第3部《水》、第4部《虹》が後期の予定でしたが、作品のコンディションの問題で第1部と第3部が前期、第2部と第4部が後期に変更となります)。

以下は、展覧会概要からの文章の抜粋。

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 1940年代の日本は、戦争という美術家たちにとって非常に困難な時代でありながらも、モダニズムの成熟と転換という豊かな可能性を秘めた時代でもありました。本展は、戦前から戦後の時代を1940年代という時間の経過で捉え、これまで分断されてきた戦前、戦後の日本の美術史を新たな文脈でとらえ直そうという展覧会です。当館のコレクションの根幹を形成する松本竣介、朝井閑右衛門、麻生三郎、鳥海青児、山口蓬春などの戦前戦後をつなぐ作品や資料に新たな照明を当てるとともに、丸木位里、俊夫妻の《原爆の図》に結実するまでの画業など、同時代の広がりも、絵画を中心に紹介します。
 総動員体制のもと自由が圧殺され戦争に突入し、敗戦をきっかけにしがらみから解放されるという極端な振れ幅の時代のなかで、優れた才能はどのような創造の営みを続けていたのか、あるいは、中断や挫折を余儀なくされたのか。しなやかに、したたかに、ときに強情に生き抜いた画家たち。彼らの残した作品は1951年に開館した神奈川県立近代美術館の歴史的、文化的背景にほかなりません。葉山館開館10周年を記念して開催する本展は、私たちの美術館活動の出発点の確認作業という性格も備えています。


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丸木夫妻の《原爆の図》がとても重要な位置を占める展覧会になるようです。
岡村も、展覧会図録に“二つの芳名録と「原爆の図」”と題する文章を執筆させて頂きました。

会期中には、ギャラリートークや連続講座、座談会などさまざまな企画も行われます。
丸木夫妻関連では、8月24日に近現代史研究者の小沢節子さんが講演をされます。
ぜひ、多くの方にご覧頂きたい注目の企画展です。
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