2013/5/24

【金沢出張2日目】木下晋さんアトリエ/金沢21世紀美術館  調査・旅行・出張

金沢市官舎・木下晋邸での男三人合宿。
朝早くから、木下さんは6畳の和室で「合掌図」を制作されていました。

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官舎には広々としたアトリエがあるのですが、木下さんは「あそこは絵を描く場所ではない」と言って、和室の壁にベニヤ板を貼り、その上に紙を鋲打ちしているのです。
写真は、合掌する手を実寸の約20倍に拡大して皺を一本一本描いているところ。

森のなかの木のひとつひとつが違うように、人間の皺も一本一本が違う。
そして、一本でも狂ってしまえば、全体が歪んでいく。
そんな話を聞きながら、木下さんの仕事は、その人の歩んできた人生そのものを描く“肖像画”なのだということを、あらためて感じました。
木下さんの展覧会、とても見応えのあるものになりそうです。

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そして、そうした会話の一部始終を撮影しているTさん。今のところ、まだ発表の目処はたっていないそうですが、かなり密着して映像を撮っているようなので、楽しみです。

   *   *   *

木下さんが東京に用事があるというので、結局、三人一緒に特急と新幹線を乗り継いで東京に戻ることにしました。

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途中、金沢21世紀美術館に立ち寄って、木下さんの友人のA館長にご挨拶。
開催中の企画展「内臓感覚―遠クテ近イ生ノ声」も観ました。
「2011年の東日本大震災および原子力発電所事故以降、放射能への我々の漠然とした不安、不快感に代表されるように、自然環境や社会経済システムの綻びや不安が現実となる今、個々の体の内部は何を感じ、何を発しているのでしょうか。本展において、来場者と作品との出会いの瞬間に生じ、交錯するであろう、あらゆる感覚や反応を手がかりとして、今に生きる我々が、自分と自分以外の存在の「遠くて近い生の声」に耳を澄まし、感じ、考える場となることを願います。」という趣旨の企画。
ピピロッティ・リストの映像や志賀理江子の写真など、興味深い作品がありましたが、ビル・ヴィオラの映像が(上映時間外で)観られなかったのはちょっと残念でした。
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