2013/4/14

映画『月あかりの下で』上映会  イベント

午後1時半から、新学期特別企画として、映画『月あかりの下で〜ある定時制高校の記録〜』(太田直子監督、2010年)の上映会が行われました。
今回の上映会では、4月からボランティアで通ってきて下さっているK木さんの提案により、(偶然、M建設さんからお借りしていた工事用の足場があったこともあって)やぐらを組んでスクリーン代わりに白塗りの木製パネルを設置するという大掛かりな準備を行いました。

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場所は新館ホール。午前中のうちに、屋根にのぼって天窓もすべて遮光しました。
ためしに試写をしたところ……「おおお、まるで映画みたい!」と感動の声が。
そうですとも、映画なのです。

会場には、現役の学校の先生も含め、多くの方が来場して下さいました。
浦和商業高校定時制(2008年3月に統廃合により閉校)の3人の女子生徒を中心に、さまざまな事情を抱えて生きる彼らの入学から卒業までの成長や葛藤の日々を撮影した記録映画。
映画の後半には、校外学習として丸木美術館を訪れるシーンも登場します。

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妊娠して、翌日から産休に入る女子生徒の目に映る、《原爆の図》――。
大きくふくらんだ自身のお腹をさすりながら、炎に包まれる赤ん坊の絵をじっと見つめる彼女が、ふと「こわいね」とつぶやきます。
このシーンを、丸木美術館の空間のなかで、見てもらいたかった。

なぜなら、丸木美術館で絵を見ることの原点が、このシーンに凝縮されているように思うからです。
学校の先生に連れてこられなければ、一生、《原爆の図》のことも丸木美術館のことも知らないままであろう子どもたちが、絵の前に立って、何かに気づく。そこから世界が変わって見えてくる……そんな体験を一人でも多くの人にしてもらいたい、手渡したいと思いながら、日々、館内の説明をしている身としては、本当に心を打たれる映像でした。

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映画の後は、当時の担任教師・平野和弘先生と太田直子監督がゲストで登場。岡村が進行役をつとめ、笑い声あり、真剣な話ありの濃厚なトークを行いました。
トークの詳しい内容は、『月あかりの下で』HPに、配給担当のS田さんが記してくれているので、こちらをぜひご覧下さい。
http://tsuki-akari.com/?page_id=689

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トークのあとは、美術館前庭にて、浦和商業定時制OBを中心とする太鼓集団「響」の公演。
プロ宣言をして、昨年には西日本をめぐる大規模なツアーを敢行した彼らの素晴しい演奏に、観客の皆さんも心から楽しんでいました。

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奇しくもこの日は、「響」の新しい稽古場が本庄児玉町に完成した日。
メンバーの皆さんは、演奏の直後にも関わらず、新しい稽古場に直行して音出しをしたそうです。
そちらの方の詳しい報告は、「響」の活動ブログをご覧ください。
http://blog.livedoor.jp/hibikikizuna/archives/25695840.html

後片付けの後には、上映会の開催に尽力して下さったウッキープロダクションのS田さんと太田監督とともに、駅前の居酒屋で打ち上げ会。またいつか、何かの企画をごいっしょできたらと思っています。
太鼓集団「響」の皆さんや平野先生にも心から御礼を申し上げます。また、わざわざ会場にお運び下さったグループ現代のT野さん、本当にありがとうございました。
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