2012/12/23

知の木々舎「往復書簡:記憶に架ける橋No.5」  執筆原稿

遅くなりましたが、WEBマガジン「知の木々舎」に連載中の舞踏家・和泉舞さんとの往復書簡「記憶に架ける橋」第5回(2012年12月下旬号、岡村から和泉さん宛て書簡分)が掲載されましたので、報告いたします。
http://chinokigi.blog.so-net.ne.jp/2012-12-12-3

ちなみに第4回の和泉さんから岡村宛ての書簡分はこちら。
http://chinokigi.blog.so-net.ne.jp/2012-11-26-10

今回は、和泉さんが書かれた「私たちは死者の上を歩いている。その上を歩く。」という大野一雄さんの言葉から想を広げて、石牟礼道子さんが丸木美術館について書いて下さった1972年の文章「妣(はは)たちの国のこと」を紹介させて頂きました。

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ここはどこの広野かしらん……。
なんとまあ、ひとりひとり、やさしい幽霊さんたちだろう。ひょっとすると丸木俊さんは、幽霊たちの悲母さまかもしれないな、と。

するとわたくしは、逆さになって垂れ下がっていたり、赤んぼを抱いていたり、そのような母子を運んでいる男の幽霊たちが、もう好きで好きで、親しくてならなくなってくる。そこでいろいろと、幽霊たちと話をし、許されない筈のにんげんたちが許されて、自分もつい、許されたような気になって、外に出ると、景色がまたもやぱあっと陽転し、丸木さんたちの国の、陽の当る歴史の野原がそこにあり、お地蔵さんがいるかと思うと、埴輪や羅漢さまが長々とのびて寝ていらっしゃる。


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私たちは、幽霊たちに守られて生きている、という内容です。
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