2012/9/19

『東京新聞』に「戦時下 従軍画家の視点」紹介  掲載雑誌・新聞

本日の『東京新聞』首都圏欄に、“戦時下 従軍画家の視点 謎の油絵「弾痕光華門外」など展示”との見出しで、現在丸木美術館で開催中の企画展「発掘 戦時下に描かれた絵画」が紹介されました。

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以下、記事からの一部抜粋です。

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 第二次大戦中、多くの画家が従軍し、戦意高揚のための作品が描かれた。光華門は一九三七年の南京攻略戦を象徴する戦跡で、「弾痕〜」は南京陥落の直後に描かれたとみられている。

 他の画家の絵が光華門の外側から進軍する兵士などを描いているのに対し、「弾痕〜」は、西日が差し込む門内から描かれている。門に残る弾痕が西日で浮き上がり、背中を丸めるように歩く中国人の足元には、外門の上に立てられた戦死者の墓標の影が長く伸びる。戦意高揚とはほど遠く、哀感が強調された作品だ。

 東京都足立区の収集家の所蔵で最近、修復に出されるまで未発表のまま埋もれていた。岡村幸宣学芸員は「従軍画家の絵は攻め込む側からの視点が多く、同時代にこの絵が存在し、埋もれていたことは興味深い」と話す。


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このところ、毎日のようにこの絵を見続けていますが、絵から感じられる“哀感”は、日中戦争における大義の揺らぎ―この戦争は本当に正しいのだろうか―との思いや後ろめたさが、作家(不詳)の意識あるいは無意識のうちに、あらわれているのかも知れないと思ったりしています。

9月22日(土/祝)午後2時からは、絵の謎を追った毎日新聞の佐々木泰造さん、修復を手がけた尾形純さん、そして栃木県立美術館の小勝禮子さん、大阪大学の北原恵さんのトークセッションが行われます。とても興味深いトークになりそうです。
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