2012/2/11

生誕100年丸木俊展記念対談  イベント

1912年2月11日、つまり100年前のこの日、赤松俊子、のちの丸木俊は北海道雨竜郡秩父別村(現・秩父別町)の善性寺に生まれました。
一年でもっとも雪の多い、極寒の日だったそうです。

今日から「生誕100年 丸木俊展」が開幕しました。
今朝の『埼玉新聞』には、“生誕100年 丸木俊を回顧 きょうから企画展100点超の作品展示”という見出しで、展覧会を紹介する記事が掲載されました。

冷え込みの厳しい丸木美術館ではありますが、展覧会開催記念イベントのために、30人を超える方がわざわざ足を運んで下さいました。
本当に嬉しいことです。

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午後1時からは、高瀬伸也さんの演奏+青柳秀侑さんと松川充さんの朗読が行われました。
演目は以下の通りです。

ねずみがくれたふくべっこ』 文=松谷みよ子/絵=丸木俊/童心社/1980年
みなまた海のこえ』 文=石牟礼道子/絵=丸木俊・位里/小峰書店/1982年
天人のはごろも』 脚本=堀尾青史/画=丸木俊/童心社/1961年
どんぶらこっこすっこっこ』 文=村上ひさ子/絵=丸木俊/福音館書店/1999年
都幾川」(『女絵かきの誕生』より) 著=丸木俊/日本図書センター/1997年

高瀬さんたちの朗読は、いつもは実験的な試みが多いのですが、今回は正攻法の企画。
丸木俊の絵に囲まれた空間で、朗読による作品世界を体験するという、とても濃密な時間を過ごすことができました。

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午後2時からは、丸木俊の姪で絵本作家の丸木ひさ子さんと、丸木夫妻と親交の厚かった画家の平松利昭さんの対談が行われました。
会場には、丸木夫妻をブルガリアに紹介した美術評論家の落合ゾーヤさんや、丸木美術館開館当時から美術館を手伝い、絵を学んでいた草薙静子さんも参加し、それぞれ思い出に残る丸木俊を語って下さいました。

人間としての懐が深く、どんな人とも対等に接し、自然とともに生きる暮らしを大切にして、一本の線に責任を持って絵を描く……そんな丸木俊の等身大の姿が浮かび上がってくる対談だったように思います。

今年は生誕100年ということもあって、沖縄の佐喜眞美術館や山口県の下関市立美術館、愛知県の一宮市立三岸節子記念美術館などで丸木俊展が相次いで開催される予定です。
イベントの最後には、わざわざ来場して下さった三岸節子記念美術館の杉山学芸員が挨拶をして下さいましたが、丸木俊の画業を再発見・再評価する一年になりそうです。
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