2012/1/9

アートスペース企画「哭する女たち」  特別企画

1月8日(日)から19日(木)まで、丸木美術館2階アートスペースで西元利子さんの展覧会「哭する女たち」が開かれています。

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西元さんは、1998年から99年にかけて、書による日本軍慰安婦たちへの鎮魂歌「哭する女たち」の連作を制作し、2000年の韓国・光州ビエンナーレに、日本のコミッショナーであった針生一郎氏の推薦を受けて出品しています。

丸木美術館でも2002年10月1日から12月21日まで針生一郎館長による企画「今日の戦争と絵画」で西元さんの連作を展示しています。
そのとき、針生さんは次のような文章を記しています。

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 昨年末から今春まで、丸木美術館で開催された〈Piece For Peace 2001 ――「Oh No! 報復戦争」詩画展〉の出品作家中、多くの注目を集めた五人の画家をとりあげ、前回とは別の作品を数点ずつ展示する。とはいえ、彼らはいずれも自己の戦争体験に固執する、反戦絵画家として有名なわけではない。むしろ、これまで「平和」な日常に背をむけ、あるいはそれを突きぬけて幻想やブラック・ユーモアをくりひろげてきた作家たちに、グローバル化した世界帝国の支配者気取りのブッシュ政権が、自爆テロの形で露呈した内乱=革命の可能性を予防するため、精密工業化した武器を駆使して一方的攻撃を加え、無数の死傷者や難民を残す戦争の現実が、一挙に追いついたといえる。そこに彼らの作品の新鮮さと興味深さがある。

(中略)

 西元利子は書から出発したが、フェミニズムの思想から文字と文字を変形したイメージを組みあわせて、従軍慰安婦の苦悩を追求するうち、いや応なく戦争の状況全体にたちむかわざるをえない地点にさしかかった。

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今回の展覧会では、その連作のうち8点を展示しています。
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