2011/7/22

本庄市《原爆の図》紹介映像撮影  来客・取材

午前中、本庄市役所職員のKさんたちが来館。
秋に本庄市内4中学校を巡回する《原爆の図》3部作原寸大複製画の紹介映像を撮影しました。

この試みは、2006年に「非核平和都市宣言」を行っている本庄市において、子どもたちに非核平和を学ぶ機会を作ろうというKさんたちの熱心な取り組みによって実現したものです。
予算や学校のカリキュラムなどの制約があり、いろいろ苦労があったとのことですが、最終的には各学校を巡回しながら《原爆の図》原寸大複製画を展示し、そこで5〜6分程度の紹介映像を流して鑑賞の手引とすることになりました。

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ふだん、学校団体が来館されたときに絵の前で説明する際の標準時間は15分から20分。
しかし、今回はどうしても1時限だけしか学習時間を確保できなかったため(Kさんたちは2時限を希望されていたそうです)、私が《原爆の図》の概要を説明する時間も要点をしぼって3分間にまとめました。
丸木夫妻が原爆投下直後に広島に駆けつけたこと、未来の平和な時代に生まれてくる子どもたちにも戦争の悲惨さを知ってもらうために《原爆の図》を描く決意をしたこと、夫婦共同制作の作品の先には、無数の被爆した方々の悲しみや祈り、願いが注ぎ込まれていることなど……。
そして、第1部《幽霊》、第2部《火》、第3部《水》のそれぞれの作品の見どころを1分間ずつ紹介し、最後に美術館の入口で15秒ほどまとめの挨拶をしました。

本当は、丸木美術館で本物の絵に向き合って頂きたいのですが、いまの教育現場では、先生がそれを希望してもなかなか実現できないことがあります。
こうした状況のなかで、複製画の出張展示+紹介映像の貸出(あるいは、川越西高のように複製画展示+出張授業)という方法は、新たな可能性を広げてくれそうです。

「せっかく埼玉県内にこれほど素晴しい作品があるのだから、子どもたちに知ってもらわないともったいない!」と熱く語るKさん。
その思いに、私たちもさまざまな工夫で応えていかなければならないと胸が熱くなりました。
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