2011/7/17

朗読と即興演奏「フクシマからの風」  イベント

午後2時から新館ホールの《水俣・原発・三里塚》の絵の前で、朗読と即興演奏「風の名前:フクシマからの風」が行われました。
朗読は青柳秀侑さん、松川充さん、演奏(ルネサンスリュート、フルート)は高瀬伸也さん。

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最初の出し物は、「日本の原発54基の炉型とプラントメーカーの確認」。
フルートによるバッハのヴァイオリン曲演奏がキッチンタイマーで計られた時間で分断され、原発の名前を北から順番に、電力会社、原発名、炉型、メーカー(運転開始から30年以上経っている原発は営業運転開始年月も)の朗読が挟み込まれるという内容でした。

続いての朗読は大江健三郎『ピンチランナー調書』(新潮社、1976年)。
休憩をはさんだ後には、ルネサンスリュートの演奏と宮澤賢治『風の又三郎』、『東京新聞』の「風向・風力」記事が複雑に交錯する実験的な朗読も行われました。
「風」という言葉が台本から消されて、何度も訪れる一瞬の沈黙。
その不自然さが、かえって「風」の存在を考えさせます。
高瀬さんが配布資料に記しているように、“福島の原発事故以来、「風」ということばの意味は変わってしまった”ようです。

さらに辻征夫『風の名前』、最後に“針生一郎さんへ勝手にdedicate”(配布資料より)として井上ひさし・山元護久『わしの心はお花畑だった』が朗読されました。

   *   *   *

次回の高瀬さん・青柳さんによる朗読・即興演奏は8月20日(土)午後2時から。
「終戦」から5日たって:1945/8/20」と題し、1945年8月20日の新聞記事や文学者などの日記、書簡を朗読するという、こちらも興味深い試みです。
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