2011/5/11

『朝日新聞』に「原爆の図」展調査報告記事掲載  掲載雑誌・新聞

今日はあいにくの雨でしたが、企画展「第五福竜丸事件」及び同時開催の「大川美術館所蔵によるベン・シャーン展」で借用したベン・シャーン作品20点を群馬県桐生市の大川美術館に返却。
何事もなく無事に返却を終え、まずはひと安心です。

   *   *   *

本日、2011年5月11日付『朝日新聞』夕刊の文化欄に、“丸木夫妻の「原爆の図」初期3部作 4年で166回、反核運動の象徴”との見出しで、1950年代前半の原爆の図巡回展の調査報告記事が掲載されました。
以下のHPで記事の全文を読むことができます。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201105110288.html

ここ数年、調査を進めていた1950年から53年までの、米軍占領下の時代と主権回復直後の「原爆の図」全国巡回展の実態が明らかになりつつあることに焦点を当てた記事です。
以下は、記事からの抜粋。

 目につくのは、労働組合や学生団体が主催者になっていることだ。当時の平和運動や文化サークル活動の高まりが、各地で展覧会を手弁当で開く「運動」へと発展した様子がうかがえる。夫妻は52年に3部作をもう一組仕上げ、巡回展をさらに広げた。
 だが、原爆被害の展示はしばしば「反米的」とされ、当局の圧力がかかることもあったという。一方で「運動」的な色彩が強まるにつれ、美術界からの言及も減っていった。
 岡村さんは「夫妻も、社会的な使命と芸術のはざまで葛藤があったようだ」と話す。「巡回展が、原爆被害の実相を伝える先駆的な試みだったのは間違いない。ただ、これだけ広がったのは、見る人の心に訴える芸術的な強さが作品に備わっていたからです」
 調査結果は、来年、目黒区美術館で開催を検討している「原爆を視る」展で紹介される予定だ。


記事を書いて下さったのは、小川雪記者。
小川記者は、昨年7月20日付『朝日新聞』朝刊に原爆の図展の証言を募集する記事を掲載し、調査に協力して下さいました。どうもありがとうございます。
http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY201007200086.html

本来は今年4月から開催予定だった目黒区美術館の「原爆を視る」展で調査結果を発表する予定だったのですが、展覧会が「中止」となり、記事にもある通り、来年の開催を検討している状況なので、1年間準備期間が増えたと思って、さらに詳しく調査を進めていくつもりです。
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