2010/11/23

平川恒太展「The Neverending Story」  特別企画

アートスペースでの平川恒太展「The Neverending Story」の最終日。
この日は平川くんとともに、会場の記録写真を撮影しました。

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細部までこだわって展示を行う平川くん。
「この角度から撮影すると全部の作品が写る」というポイントから、まずは全体写真を撮影。

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手前に見えるのは作品番号37「The Neverending War」。
王将の駒が存在せず、どちらかの駒をすべて奪うまで勝負が続く「永久戦争」の将棋盤です。

そして上空に吊られているのは作品番号38「実体なき旗」。
ホログラムシートに油性ペンで描かれた旗で、ハロゲン光に照らされて時に虹色に輝きます。

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壁面に展示されているのは作品番号39「war dialogue」。
毎日の戦争のニュースを新聞やインターネットで検索し、収集していくという作業の蓄積で、今年一年は続けようと思っているとのこと。

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そして奥の壁面に展示されているのは作品番号40「The Neverending Story」。
直径180cmのパネルに自らの尾を咬む蛇ウロボロスの図像が描かれています。

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一見、油絵かアクリル絵具の筆あとが残る作品のように思えるのですが、近づいてみると、この作品、すべて紐を重ねていくことで描かれているのです。
平川くんによるとラテンアメリカの先住民族のシャーマンが行う紐絵の技法を用いているそうです。これはたいへんな労作。

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そして、展示室中央でひときわ存在感を見せているのが噴水。
原爆のキノコ雲のイメージも取り入れた中央の岩柱から、赤い血の色をした水が音を立てて沁み出してきます。
この作品も循環装置が用いられていて、「終わらない戦争」を意味しています。

展覧会チラシの平川くんの言葉を借りれば、世界では今も戦争や紛争、テロなどが起こっていて、私たちはいまだに「平和を知らない子供達」であるということを、あらためて考えさせられる展示です。

本当に平和な世界を創造する力は、芸術の想像力とぼくは、似ていると思うのです」という平川くんの言葉には、本当に共感します。
丸木美術館にとって、平川くんの個展が新鮮な刺激になったように、平川くん自身にとっても、丸木美術館での個展が今後の作家活動に大きな影響を与えることができたらと願っています。

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写真は個展会場での平川くん。
2011年1月発行の『丸木美術館ニュース』では、リレー・エッセイで今回の個展について執筆してもらう予定です。
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