2010/11/18

貝原浩画文集『風しもの村』  来客・取材

朝一番の列車に乗って富山から埼玉へとんぼ返り。
途中で上越新幹線が車両故障の影響で50分ほど停車するというアクシデントもありましたが、午後2時過ぎには丸木美術館に到着しました。

この日は、H評議員が、画家の故・貝原浩さんのお連れ合いSさんを連れて来館される予定だったのです。
2005年に享年57歳で惜しまれつつ亡くなられた貝原さん。
今年7月にはチェルノブイリのスケッチをまとめた画文集『風しもの村』(パロル舎)が発行されました。

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チェルノブイリ原発事故によって汚染され、立ち入り禁止に指定された村で暮らす「サマショーロ」(わがままな人)と呼ばれる人たちの暮らしぶりを丹念に写し取ったスケッチ集。頁をめくるたびに懐かしいような、心があたたかくなるような気持ちにさせられる魅力的な一冊です。

来年はチェルノブイリ原発事故から25年という節目の年。
貝原さんのチェルノブイリ・スケッチ絵巻を中心に、絵画や写真でチェルノブイリを見つめる企画をあたためているところです。
H評議員にSさんを紹介され、いっしょに展示室をまわりながら、企画展の構想をあれこれと話しあいました。
「チェルノブイリの展覧会ということで、もちろん原発の危険という基本的なところは大事にする必要があるけれども、声高にメッセージを発するのではなく、その土地で今も暮らす人びとの生活につながる視線から、考えを広げ深めていくような企画にして欲しい」とSさん。
貝原さんのスケッチは、まさにそのような視線から生まれてきた“豊かな”作品なのだと、あらためて考えさせられました。
思いのほか作品のサイズが大きく、絵巻だけで企画展示室がいっぱいになるほどのヴォリュームになりそうです。
来年度の企画展のスケジュールはまだ流動的なのですが、おそらくは秋から冬にかけての企画展になると思います。
全面的にご協力下さるというSさんの御厚意に感謝です。

   *   *   *

午後3時半頃には、運送業者のT社さんが富山の西田美術館から丸木スマ作品21点を運んで来て下さいました。
作品を収蔵庫に収めて、これで無事に西田美術館の企画展も終了です。
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