2009/12/26

原爆の図室蘭展の新情報  1950年代原爆の図展調査

目黒区美術館で開催中の「‘文化’資源としての〈炭鉱〉」展の評判が高まっているこの頃。
まわりからも、「行ってきた!」「すごかった!」という評判が次々と聞えてきます。
会期は明日までなので(すでに図録は完売とのこと)まだ未見の方はぜひ駆け込んでください。

今日は午前中に「炭鉱展」の企画を担当されたM学芸員からお電話があり、午後には夏に広島の研究会でお会いした山代巴研究家の千葉工大のTさん、北海道大のMさんが来館して下さいました(作家として女性解放や平和運動に尽力した山代巴は、女子美術で俊さんの同級生であり、いつか丸木美術館でも彼女を取り上げた講演会など企画をしてみたいと思っています)。Tさん、Mさんとも「炭鉱展」の話題でひとしきり盛り上がりました。やはり専門の研究者には評価の高い企画のようです。

そんななか、「炭鉱展」を縁に、北海道で精力的に1951−52年の「原爆展」を調査して下さっている美唄のSさんから、またも貴重なメールが届きました。

室蘭のK氏より、これまで具体的な会場や日時が判明していなかった1951年秋の室蘭展についての情報が寄せられたというのです。
それによれば、日時は1951年10月26日から28日。場所は室蘭労働会館1階。室蘭地協の関係者と新日本文学系の文学者によって開催されたそうです。情報提供者は、当時の地協の会長の妹さんとのこと。

先日、三菱美唄炭鉱の原爆の図展が判明したときには、原爆文学研究会のKさんに「今から資料を修正しましょう」と連絡を頂いて、12月に刊行される『原爆文学研究』第8号の原稿を急きょ手直したのですが、ここにきて北海道展の情報が次々と更新されていきます。
精力的に調べて下さっているSさんのおかげです。

現時点でわかっている1951年から52年にかけての《原爆の図》北海道巡回展の足取りを、再度整理しておきます。

@10月26日−28日 室蘭労働会館1階(俊の回想によれば3日間で6,000人来場)
A11月?日−?日 旭川(会場不明、俊の回想によれば木造3階デパートの床が抜けそうなほど来場者あり)
B11月10日−12日 秩父別(俊の生家・善性寺にて3日間で3,000人来場、最終日には原爆死者追悼法要を行う)
C11月20日−21日 札幌(北大文化団体連合会主催「綜合原爆展」、丸井百貨店5階と富貴堂2階にて開催、北大中央講堂に会場を移して24日まで延長)
D11月28日−12月2日 函館(北大水産学部・学芸大函館分校自治会主催、棒二森屋百貨店2階にて開催)
E1月28日−?日 美唄(三菱美唄労働組合文化部主催、三菱美唄労働組合本部2階にて開催)
F2月24日−26日 釧路(日本平和推進国民会議釧路地区主催、釧路市立労働会館にて開催)


Sさんの調査、まだまだ新しい情報が判明しそうな勢いです。
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