2009/10/17

秩父のダニーさん講演  イベント

午後1時から小高文庫にてイスラエル出身の秩父在住ダニー・ネフセタイさんの講演「平和への願い〜頑固な固定観念を打破するために」が開かれました。

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昨年暮れのイスラエル軍によるガザ地区攻撃をきっかけに、母国イスラエルに対する疑問を抱いたダニーさんは、平和を守るために自分のできることをはじめたいと考え、各地で平和をテーマにした講演をはじめることになったそうです。

イスラエル国内で、いかにして教育によって自分たちを正当化する固定観念が形成されるのか。そしてその固定観念は、もちろん日本のなかでも形成されるものではないだろうか。
歴史学者によれば、戦争を宣伝する10の法則は以下のものだそうです。

(1)「われわれは戦争をしたくはない」
(2)「しかし敵側が一方的に戦争を望んだ」
(3)「敵の指導者は悪魔のような人間だ」
(4)「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」
(5)「われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが敵はわざと残虐行為におよんでいる」
(6)「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」
(7)「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」
(8)「芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」
(9)「われわれの大義は神聖なものである」
(10)「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

ダニーさんは、この法則をイスラエルの友人に話したとき、かならず決まって返ってくる言葉―ダニーさんによれば「11番目の法則」―があるといいます。
それは、「君の言うことはよくわかる。でも私たちの場合は事情が違う。なぜなら私たちの敵は本当に悪い奴だからだ」という言葉。
この固定観念を打破しなければ、戦争はいつまでも終わらない、というのがダニーさんの主張でした。

ガザ地区に追い込まれたパレスチナ人の姿は、ダニーさんにはユダヤ人が経験したナチスによる「ゲットー」そのものに映るといいます。でもイスラエル国内にいると、その感覚がわからない。
かつてユダヤ人は、追い立てられるままに抵抗らしい抵抗もせずアウシュビッツに送りこまれた、その記憶が過剰な防衛意識に結びついていて、少しでも攻撃を受けると、何倍もの反撃をしなければ安心できない。そんな現状を考えると、いつになったら平和な時代が来るのか気が遠くなりそうですが、ダニーさんはそれでも可能性はあると信じ、平和につながる活動をしていきたいとのことでした。

パレスチナ問題については、日本ではパレスチナ側からの情報が多く、戦争に反対するイスラエル人の視点というのが新鮮だったせいか、20人ほどの参加者からは質問が相次ぎました。
気がつけば1時間半の講演の後、さらに1時間半ほど熱い議論が続きました。
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