2009/4/17

【ご案内】花崎皋平さんのお話を聞く会  イベント

4月19日(日)午後2時30分より、丸木美術館となりの野木庵にて、哲学者・花崎皋(こう)平さんのお話を聞く会を行います。お話の題は「民衆思想家としての田中正造」。
近年、田中正造について独自の視点から研究をすすめられている花崎さんの、興味深いお話が聞けそうです。
以下は、丸木美術館の鶴田理事による紹介文です。

丸木美術館の当日の入館券をお持ちなら、どなたでもお話を聞くことができます。
ぜひ多くの方にご参加いただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

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花崎さんは田中正造に関して以下のように紹介します。
「従来は、足尾鉱毒事件で農民の側に立って、鉱毒廃止を訴えた政治家、義人としてだけ位置づけられてきたが、資料が発掘されるにつれ、思想家としての重要性が認識されてきている」と。
「ピープルの思想を紡ぐ」(2006年、七つ森書館)という本で、花崎さんは田中正造を「明治政府のイデオロギーに真っ向から対立し、近代国家と国家主義をともに乗り越える民衆本位の普遍的で恒久的な心理を自前で創出した偉大な実践家」であり、「弱者や少数者や障害者の差別・抑圧・排除に抵抗した人」であると紹介します。また、今日の課題と取り組むにあたって、田中正造を想起し、学ぶことは、きわめて重要であると。
丸木位里・丸木俊が《足尾鉱毒の図》を描かずにはいられなかったその想いと、この田中正造の思想はまっすぐにつながっているように感じています。
米国で発生した金融危機をきっかけとした新自由主義グローバリゼーションの破綻は1930年前後の大恐慌の時代と比較される事態になりつつあり、現在の社会システムがもたらす環境破壊が人間の生存さえも危うくしていることは多くの人に知られるようになりました。いままでとは違う私たちが進むべき新しい道を創り出すことが急務になっています。それを考える上でも、花崎さんを通して田中正造から学べることは少なくないように感じます。
原爆の図丸木美術館で《原爆の図》とともに《足尾鉱毒の図》を鑑賞し、花崎さんを通して田中正造の思想に触れるという稀有な体験は、表面的な社会変革の話だけではなく、人間存在のコアな部分にせまる体験になりえるのではないかと考えます。この機会に一人でも多くの方が参加されることを期待します。
 (原爆の図丸木美術館理事 鶴田雅英)
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