ビワの取り入れもせず、ピアノの練習もままならなかった今年の春でしたが、モミジアオイの株はだんだん成長しているようで、数日前から、毎日たくさんの花を咲かせます。
昨夜、仕事を終って福島から帰宅した二男との会話・・・
「夕ご飯、食べてきたの?」
「新幹線が混み混みで、夕食等とても食べられる状態ではなかった、、」
「遅い時間なのに、、連休だからかな、、」
「あ、昨日から三連休か、、世間は良いねぇ、、」
「今週は特に大変だった、、毎日余裕ないなぁ、、どうしてかな、、」
「大事故があったからでしょ」
「人生、狂っちゃったな、、」
「震災で亡くなった人もいるんだからね、、生きているだけ幸せだよ、、」
「そうだよね、津波で無くなった駅は、いつも通っている駅だった、、」
人一倍、甘えん坊の二男の目つきと考え方が、この4ヶ月でガラッと変わりました。 仕事の他に小学校の通学路の除染作業等もしているのだそうです。
明日は、本来ならば今年の春から一緒に暮らそうか、、と言っていた彼女の実家(三重)にご挨拶に行くそうです。 こんな状態でも頑張れるのは彼女のおかげかも、、
「結婚したら彼女はどこで暮らすの?」
「福島に来るって言ってるよ」
「・・・ 親御さんは何て?」
「早く結婚した方がいいって!」
「もう1年位したら状況も良くなるかもしれないし、、」
今更、、とは思いながら、携帯型放射線累積線量計を買ってみました。 持ち歩いていると累積の線量が色で表れるのですが、一番少ないのが20mSv。 これは作業員の方向けのものなのかな、、 一番下が1mSvくらいでないとね、、 あまり利用価値はなさそう、、
福島市の放射線について話すと「ストレスが溜まるから話さないでくれ」と言っているのですが、そういえば、この子は元々ストレスを背負って生まれてきたのかもしれません。 神経質な私が悪いのかもしれませんが、、
この子がお腹にいる頃、この辺りでは風疹が流行っていて、生徒も何人か風疹にかかっていました。 産院(けっこう権威があった)で検査した結果「風疹の抗体が強いから人工流産した方がよい」と言われた、、 かなりの確率で難聴の子供が生まれるらしいのです。 それからは心配で、大きな音を発てては「あ、お腹が動いたから大丈夫、、」等と、そんな実験(?)を何度かして、、 今、思うと、あれがストレスの始まりだったのかも、、 三つ子の魂、、いえいえ、胎児の魂、百まで、、です。
このような歳になっても子供は心配、、福島のお母様方は心配でしょうね、、 これからのエネルギー政策より、もっと以前にしなくてはいけないこと、いっぱいあるのにね、、 除染対策、食品対策、、 何だか、一番大事なことに集中しない政治のようで極めて不満です。