森プロ、那須プロに続き、伊良湖から生まれたプロロングボーダー・野田プロ!良き妻、良き子供にも恵まれ、今後の活躍が益々期待されます!そんな、伊良湖一ワイルドな野田プロに、ちょい(←かなり?)悪オヤジがインタビュー☆全3回に分けてお送りいたします。
吉川(以下Y): じゃ、よろしくお願いしま〜す。
野田プロ(以下野田): よろしくお願いします。
Y: まず野田くんが、えーっと、サーフィンを始めるきっかけは何だったかっていうことを、ちょっと簡単に聞きたい。
野田: うーんっとぉ、ずーっとあの、何もやってない時期があってぇ。
Y: うん。
野田: で、まぁ僕、弟もいて、一っこ下に。
Y: ていうより、何歳に始めたの?
野田: 二十歳ですね。
Y: おぉ〜ん。
野田: そぉ、二十歳過ぎくらいで、それまで結構、何かすごい熱中したいものを探してた時期でぇ。ずーっと探してたんですけどなかなか無くてぇ、でやっぱ海は結構好きだったもんでぇ。海、友達となんかちょっとボードがあるから一緒に行こーってなって。で、まぁ、そっからですねぇ。
Y: なるほど。最初は何、ショートボードだったの?
野田: いや、最初からロングですね、僕の場合。
Y: あ、いきなりロングだったんだ?!
野田: そぉ、いきなしロングでぇ、僕はなんで、ショートはやったことないすねぇ。
Y: ほぉぉ〜。
野田: そぉ、でも、まぁ結構、僕の場合、弟の影響も結構受けててぇ。その弟がずーっとBMX、プロでやっててぇ。
Y: ほぉ。
野田: で、なんかそれ見ててやっぱぁ、何か一生懸命やってるって、すごいなんかいいから。
Y: うん、それ分かる。何かに一生懸命にならなかん。
野田: そう、でやっぱ、サーフィンと出会ったのもぉ、なんか今思えば普通って言うか、僕も何か、すごいやりたいなってずーっと思ってて、今思えばサーフィンしかなかったかな〜って、僕の場合は。でやっぱ、サーフィンと出会えて、こうやってリョウコとも出会ってるしぃ。
Y: うん、まぁ、色んな人と出会うなぁ、サーフィン。
野田: そぉ。なもんで、うん。
Y: まぁサーフィンはさぁ、年齢を超えた人と会うよ。うーん、普通のこぉ、たとえば実社会。学生、学校で、卒業してどっかの会社に入って、そぉすると、やっぱりそこの中での当然、上下はあるにしても、そこだけの枠の中に入っちゃうから。
野田: うーん。
Y: でもサーフィンってものはぁ、やっぱり、サーフィンする時点で色んな歳の人達がいるからぁ。で、それはそれでまたいい勉強になると思う。
野田: そぉですねぇ。
Y: でロングから始まって、どこで最初入ったの?
野田: 一っ番最初に入ったのが伊古部ですねぇ。
Y: いきなり伊古部なんだぁ??
野田: なんかぁ、僕も全然知らなくてぇ。連れが勝手に。
Y: ちょっと待った。じゃぁ、誰も教えてくれる人がおらんかったっていうことだ?
野田: 僕、誰もいないもんで、最初なんてあれ、あのぉ、で、やって、そん時、でまぁ立てたんですよぉ。とりあえずなんか波、多分ヘボかったんすけどぉ。でまぁ帰って、もぉその板に乗った瞬間にもぉ、「あ、これだぁ」と思っちゃって僕ぅ。で、それまでまぁ、結構仕事もしてなくてぇ、もぉブラブラ遊んでばっかだったのがぁ。
Y: まぁロングだったら、波がそぉ大きくなければさぁ、立ってシューッて真っ直ぐ隊長はいけたよな、多分。
野田: はい、いけてぇ、そっからもぉ一気に自分の中で、なんか変わっちゃって、頭ん中が。結構、すごい衝撃でしたね、僕は。もぉ、「あぁ、俺の一生、ここで変わったなぁ」っていうぐらい?
Y: あ、そぉ?
野田: なんて言うのかなぁ、モヤモヤが全部取れた感じ?「あ、俺、この先一生、死ぬまでなんか、幸せなんだなぁ」って思っちゃって、自分の中で。だもんで、帰りの車ん中でもずーっと笑いっぱなしで、もぉ、なんかスゴイものを手に入れちゃった感じで。
Y: じゃぁ、あれだ、なんとなくやっとってぇ、で段々こぉのめり込んでくタイプじゃなくて。
野田: じゃない、「これだ!」って思って。
Y: あぁ。
野田: 「これしかない」って思って、もぉ帰って、僕その時免許、持ってなかったんで、車とかも。
Y: うん。
野田: だけどすぐ板買いに行って、栄に。なんか、ロングボード、ブリューワーのシングルフィンかなんか買って。
Y: うん。
野田: で、買ったのはいいけどすぐ「俺、車無い」ってことになってぇ、ま無免許だったんすけど車だけすぐ買ってぇ。
Y: おぉ。
野田: で無免許でずっと行ってたんすけどぉ、事故ってぇ。
Y: おぉ〜ん、ホホホ。
野田: 事故しちゃって、車売って、結局半年くらい行けない時期があったんですよね。
Y: うん。
野田: まぁそん時はストレスだったんすけどぉ、まぁ
免許取って行くようになったって感じ、ですねぇ。
Y: なるほどねぇ〜。
野田: だけどそのサーフィンと出会ったの、ホントかなり大きいですね、自分の中で。まぁちっちゃい頃僕、お父さんが結構そのぉ、海ばっかの人だったんでぇ。ま、サーフィンはしなかったすけどぉ、ま親戚とか、してる人もいたしぃ。でまぁ、常に波の高い所で遊んでたりしてたんでぇ。ちっちゃい頃から。
Y: あぁ〜、海に対する、普通の人よりはその恐怖心ってのが。
野田: 無いしぃ、海がすごい好きっていうのもずっとあったんでぇ、だからまぁ、そういう環境もあるのかも知れないすけどぉ。
Y: じゃぁさぁ、たとえば去年プロに昇格したじゃんね。で、じゃ、プロになる前と、なった後って、自分の中ではまぁ、「ここはちょっと変化したかな」ってのはある?
野田: あ〜、去年一年はもぉホント最悪でしたね、僕の場合。もぉスリランカでプロになって、一戦目は全然、もぉ、なるつもりで行ったしぃ、まぁなれてぇ、良かったんすけど。その後なんか、サーフィンしててもずっとつまんない時期が続いて、ずーっと。試合出るのも、なんか、出たいって気持ちじゃなく、ただ出ちゃってるぅ。
Y: あぁ〜。
野田: プロだから出なきゃいけないのかなぁ〜とか。
Y: モチベーションが高くなく出てたってことね。
野田: そぉ〜、で、サーフィンの練習もぉ、練習って感じですねぇ。なんか、プロだから練習しなきゃいけないみたいな。だから、昔みたいに楽しめない。
Y: なるほど。
野田: 一年でしたね、去年は。ずーっと続いてましたね、去年。で、今年入ってからぁ、やっとちょっとなんか、サーフィン楽しめるよぉになってぇ。だもんで試合も、まぁ二戦目終わったんすけどぉ、あのぉ、まぁ負けてますけどぉ、去年とは全然違う頑張り方してるっていうか。
Y: じゃぁ、ちょっと進化してるっていうか?
野田: 自分的には、そぉ!進化してる、楽しめる、またちょっと、試合を楽しめるよぉになったんで、アマチュアの時みたいに。まぁ負けてても楽しめるからぁ、まぁ、全然ありかなぁって。負け方も、そんな悪い負け方じゃないのあかなぁ〜って。去年はもぉホンットに悪い負け方ばっかしてたんでぇ。
Y: うん、まぁ、負け方もあるね。おっしゃる通り、いい負け方と、駄目な負け方が。
野田: そぉそぉ、やっぱ、所詮レベルが高い所で戦う訳だから。
Y: 一応、プロになるってことはさぁ、プロになってる連中は、全日本で優勝した奴とかぁ、もぉある程度その時代時代の中でぇ、周り見たらもぉそぉいないなぁ、じゃぁ次はっていった時に、もぉ一コ上に何かあんじゃんっていく訳だからぁ。
野田: そぉですね。
Y: その先輩のプロの人達もぉ、そんな簡単にさぁ、座布団やんないもんねって思ってるだろうしぃ。それは、まぁそぉだろぉなぁ。
野田: だから、毎回がもぉファイナルみたいな感じでぇ。
Y: おーん。
野田: まぁ僕にしてみたらまだ。で、まぁ、でも今年はなんか。
Y: まぁあとあれ、慣れもある程度あるから、試合の駆け引きなんかも、何年もプロサーファーやっとる人は、やっぱ上手だと思うしさ。
野田: そぉですね。それは、ありますね。
Y: それはちょっと、一目違うと思うな、俺は。まぁ、なっちゃったんだから、頑張るしかないよな。
野田: そぉですねぇ。
Y: やってるうちはね。ただプロはぁ、どんなもんでもそぉだけどさぁ、必ず下がらなかん時がくると思う。
野田: うーん、そぉですねぇ。
Y: でもぉ、あのぉ、俺がこれ言っていいかどぉか分からんけどぉ、まぁ、試合にも出んよぉだったらぁ、プロはやめといた方がいいやなぁ。名前だけでなんとなくやってる人とか。
野田: おぉ〜。
Y: やっぱりそぉいうのは、どっかなぁ〜と思う。
野田: それでも、僕もそれは、まぁ確かにそぉだと思います。
Y: たとえばプロ野球選手がぁ、プロ野球からまぁ離れたと。で、「まだプロだよね」なんて言ってるのはちょっとどぉかなって。レベルはそのくらいあったとしてもだよ。
野田: おぉ〜、そぉですね。だから、そぉいうの考えますね。自分がこれから、何年も、まぁ何年もやるつもりないすけどぉ、こぉやって、どぉやめればいいのか。っていうの、すごいこぉ考えますねぇ。僕、もどっちかって言うと結構、こぉ、まぁ、サーフィンやってる人みんなそぉだと思うんですけど、やっぱ、目立ちたいっていうか。どっか、「自分を表現したい」っていうのが、あるんでぇ。
Y: それは、サーフィン以外のものでもさぁ、なんだろぉなぁ、たとえば歌手の人もそぉだろぉしぃ、ダンスの人もそぉだろぉしぃ、みんななんかそぉいうものが、あるんじゃないの?
野田: うーん。
Y: だからそれに対して一生懸命、なんて言うの、エネルギーを注ぐんであって。
野田: でもまぁなんか、今こぉやってプロで、去年プロになってるからぁ、やっぱ、なんか残してぇ、やめれたらいいなぁと思ってますねぇ。
Y: まぁまぁ、まだいいんじゃない、一年目は。
野田: そぉですねぇ。でも僕もやっぱ、家族とかいてぇ、なんか、そこまでやっぱ、長くやろうとは思ってないっすねぇ。
Y: ま別に、長くやればいいってわけでもないしぃ。
野田: うん。
Y: ただ何でもそぉだけど、なった以上はさぁ、三年はやらなきゃだめ。
野田: そぉですねぇ〜。
Y: どんなもんでも、三年やらないうちにどぉなのこぉなの言うのはぁ、俺は良くないと思う。からぁ、最低でも三年やってぇ、一回三年やったところでも一回ちゃんと見つめ直すっていうかさぁ。
野田: うん。
Y: もぅ一回、足元ちゃんと見るっていうのがぁ、いい形じゃないかなぁ〜。
野田: そぉですねぇ。
Y: まぁでも俺、サーフィン思うけどぉ、技術的には野田君の方が全然上手いけどぉ、やっぱり、長くやってかないとぉ、サーフィン以外のものでもそぉだと思うけど、長くやった人とそぉでない人。たとえば野田君の今のサーフィン歴と、たとえば俺の持ってるサーフィン歴と、たとえば、伊良湖で言ったらマウンちゃんみたいな、あの辺の人達が持ってるサーフィン歴っていうのはぁ、その、なんとも言えないものをぉ、その、何て言うのかなぁ〜。分かってくには、年数やらないと、分かんないと思う。
野田: うーん。
Y: まぁ仕事でも一緒なんじゃないの。
野田: まぁそぉですね。
Y: そぉするとぉ、まぁ多分、今思ってることとぉ、たとえばこれから十年先にまた思う事とぉ、多分違うと思うしぃ、学ぶと思うよ、サーフィンから色んなこと。
野田: そぉですねぇ。サーフィンは、かなり色んなもん。得るものが多いから、スゴイ。。。最近でも、僕あの、常にサーフィン以外の別の事もやりたいなぁ〜っていうのがあってぇ。最近、なんか、登山もすごいいいなぁ〜って思ってて。
Y: うん。
野田: こないだ富士山昇りに行ったんすけどぉ。あれも、ヤバイっすねぇ〜。登山も、あの、ま一回しかやってないから、僕がなんか言うのもあれなんですけどぉ。かなり深いっすねぇ、あれは。
Y: 深いしぃ、やるかやんないか分かんないけど、素人の俺が言うのもおかしいけど、静の世界だから、あれ。静と動が背中合わせの。
野田: そぉ〜。
Y: でやっぱり、登山やる人はぁ、準備をきちんとしなあかん。
野田: あぁ〜、そぉそぉそぉ。
Y: 野田の場合は、段々だんだん入り込んできそうだからぁ、手ぇ抜いたら、山はぁ。
野田: そぉなんすよね。
Y: ヤバイよ。
野田: ヤバイ。僕に無いモノが、全部、そこにあるんすよ。僕の、悪いところって、まぁ、吉川さんに昔、言われたことあるんすけどぉ、「その静と動だったら、お前は動だけだ」みたいなこと、言われたことあるんすけどぉ。僕は、基本、今でも、リョウコによく言われるんすけど、もぉ常に動いてるタイプの人でぇ、あんま休むことしないんすよぉ、普段。休みの時は海だしぃ、まぁ、夜になったら寝るだけでぇ。
Y: いやいや、それはぁ、年齢もあれだって、みんなそんなだって、三十いくつだろぉ?ぐらいの時はぁ、逆にぃ、静なんかに入り込みすぎちゃだめよ。
野田: あぁ〜。
Y: うん。
野田: でもまぁ、サーフィンにも出てるしぃ、あと、僕の性格、なんか、山昇ったら、やっぱ、そぉいうの治るかなぁ〜って、やっぱ、焦っちゃだめだし、山は。で、こないだ富士山昇って思ったし、で僕は、まぁ、頂上行って降りて、まぁ、そん時はキツイんすけどぉ、やっぱ2日とか経つとぉ、も一回行きたいなって、思うんすよぉ〜。やっぱ、次は違う昇り方がしたいなぁ〜とか、やっぱ後半結構気持ち悪くなったり、頭痛くなったりしてたんでぇ。それは多分、行きはぁ、全然大丈夫だったんですよぉ。てっぺんまでは。それはやっぱ、すごい意識して、自分の中で、呼吸とか、歩き方とかを。だけど、降りる時にぃ、もぉゴールが見えた瞬間、降りる時はぁ、結構もぉ、息も気にしずにぃ、ペースも上げたりしてぇ、降りちゃってるんすよぉ。それ僕、試合でもそぉなんすよ。
Y: うーん、なるほどな。
野田: なんか、全部、で、最後に僕の悪い所が全部出ちゃってぇ、結局頭痛くてぇ、気持ち悪くなってぇ。なんか、富士山も色んなコースがあったりぃ、山によっても違うと思うんすけどぉ、なんか、すごい、色んな体験?色んな昇り方もあるんだろうしぃ、自分のそれも、なんか治せそうな気がしてぇ。
Y: まぁいいんじゃない。自分の中で、そぉいうことを口に出すってことは、そぉいう風に、何らか感じ取っとるんだからぁ。
野田: まぁ、それは昔からそぉなんすけどぉ。だもんで、なんかそれも、楽しいなぁ〜って。最近ちょっと。
Y: まぁでも俺が昔から見とって思うのはぁ、エネルギーだな、あんたは。
野田: ふははっ。
Y: うん、もぉなんか、なんかよぉ分からんけどぉ、すんげぇエネルギーがワーッとこぉ、プシュプシュプシュってこぉ湧き立っとる感じだな。
野田: うはは、ホントすか?
Y: うんまぁ、那須や森とはまた全然タイプ違うもんな。
野田: あー、まぁ違いますねぇ。確かに。まぁ、そぉですねぇ。でもまぁ、そこら辺の二人が、いて、僕の世代はすごい良かったっすね。だから逆に、今僕等の下っていないじゃないすか。なんか、盛り上がってる人達が。
Y: だからもぉそれはよく分からんけどぉ、ちょうど自分らが二十代の頃にぃ、伊良湖にはさぁ〜、まぁマサとか、ジャンボとミッキーがおったわぁ。
野田: そぉですねぇ〜。
Y: でなんとなくその辺がちょぉど三十代頭にプロになってぇ、で試合回りだしてぇ、その下に君らが、5〜6人、なんとなくその背中をこぉ、追っかけとる連中がおったわ。
野田: はい。
Y: はたから見てて。でも自分らがそのポジショニングになった時にぃ、今のその二十代の前半とか、まぁ二十五前後のあたり?にはなんかちょっと、こぉ、少なくなったね。なんか、よぉ分からんけど。
野田: うん、少ないすね。少ないしぃ、なんか見ててぇ、まぁ、愛知県がダメな気がして。その、なんとなくやっぱ、NSAの試合とかぁ、支部予選にしてもなんでもそぉなんすけどぉ、こぉ、観に行ったりするじゃないすか、プロになってから。でやっぱ、ジャッジとか、スタッフの話とか聞いてもぉ、なんか、やってる人達があんま、一所懸命やってないんすよねぇ。っていう感じが、なんか。
Y: あぁ〜、そぉすると、サーフショップの人達が、結構NSAとかも手伝ったり、色々やったりするしぃ、あれなんだけどぉ、それは何?えー、ユーザー側に問題があると思う?その、そぉいうのを運営してる側に問題があると思う?
野田: なんか、僕はぁ、まだ試合、アマチュアで伊良湖で結構試合出てた時はぁ、なんか試合も今より全然盛り上がってたし、出る人数もやっぱ、多かったと思うしぃ。なんか、今と全然違う雰囲気〜、だったような気がするんですよぉ。
Y: 俺なんかは、両方の立場から見れるけどもぉ、盛り上がるためにはぁ、そのぉ〜、運営する側も当然、テンション高くなきゃできないんだけどもぉ、それを求める人達側にもぉ、たとえば野田とかさぁ、まぁ、あぁいう連中、たとえば森なんかもそぉだけどぉ、あとどぉだろぉ、ショートボードで言うとぉ〜、マサヒロとかぁ、ヤスんたがアマチュアだった頃の、そぉいう時も、そぉいう子達がぁ、やっぱりいる訳よ。分かる?
野田: あぁ〜。
Y: だからぁ、お互いがさぁ、こぉ、何ていうの、引っ張り合おうとするもんだからぁ、こぉ、盛り上がり方がやっぱり、人間ってものは、本能がもよおしてくるっていうか、なんかそぉいうもんがあると思うけどもぉ、うーん。最近の若い人達、語弊がある言い方をするかもしれんけどぉ、なんか、冷めてるというかぁ。
野田: うん、そぉすねぇ。
Y: 分かったよぉな風なぁ、ところが、俺は感じる訳。だって俺から言わしてみたら、悪いけど、二十いくつなんかに分かる訳ないし、分かったらおかしいし。
野田: あぁ〜。あー、でもそれ、あるかも知れないすね。でー、今のぉ、その二十代前半の子達ってぇ、俺らに比べると、積極的じゃないすよね。
Y: 「やってもらうだけ」っていうのが強いんだって。
野田: そぉですよねぇ〜。僕も結構、あのぉ、スクールとかぁ、あとぉ、サーフィンやんないかって誘って、スクール連れてったりするんすけどぉ、でこぉ〜、立てるよぉになるんすよ、やっぱ、教えてあげると。で、僕のイメージではぁ、サーフィンって一回立ったらもぉ、やるしかないっていう。
Y: 当然だよ、そんなの!
野田: まぁ、みんなはそぉじゃないのかも知れないんすけど。
Y: しぃ、俺らの若い時なんか、スクールなんか無いて。
野田: そぉですよねぇ。スクールなんて、僕もやっぱ、人のやつ見て覚えてるからぁ〜。
Y: 見ながら覚えたり、自分で工夫したり聞いたり、色々して、で、ちょっとずつしか、上達なんかしぃせんて。
野田: そぉなんすよねぇ〜。
Y: そんな、毎日海ん中入っとるわけじゃないもんだから。
野田: でも今の子達ってやっぱ、そぉやって教えてあげてぇ、立てるよぉになってもぉ、「じゃ、板買おうか」っていう風には、ならないんすよね、なんか。
Y: それもそぉだしぃ、あとぉ、サーフィンのショップが結構スクールやっとるけどもぉ、それに特化しすぎ!
野田: うーん、それはありますね。
Y: うん、それ、あと、その子をずーっとある程度のレベルまでぇ、昔のサーフショップっていうのはぁ、面倒を見てたの。叱ったけど、面倒も見ながら、そぉいう風に、叱られながらでも、こぉ色々教わりながら、もっと言うと、生活態度まで叱られたぐらいだから。
野田: うん、そぉですねぇ。
Y: だから、ある意味、学校だったわけよ。でも、今のスクールは、ただ行って、一回いくらかもらって、でヒューって板後ろから押してあげて、でぇ、いわゆるスープで立たせて、ある程度の長さのある板だったらシューって、だって板が浮いてんだから、そっから落ちン限り。
野田: そぉですね。
Y: で、そんで「はい、サーフィンスクールできました〜」とか言って、で、そんで「はい、終わり〜」とかでしょ?
野田: そぉですね。
Y: で、じゃぁ、その子達の中にたとえば、板なんかどんな買い方したっていいんだけども、そのぉ、海に行きました。前は誰かが付いてくれとるからぁ、あれだったけど、右も左もわからんまんまさぁ、行って、そしたら誰かが、ちょっとおっかない人に怒られて、ゲーとかなって、お前あっち行っとれって言われて、で、シューンとして、「もぉやだ〜」とかさ。うーん、なんじゃないのかなぁと思うよ。
野田: ホントそぉすね、でも。なんか、違いますよねぇ。うちらの考えと、若い子達の。
Y: うんだって、俺からしたら、野田君なんかはさぁ、もぉ二回りくらい下なわけだから、干支でいったら、だから、ものすごい感じるって。
野田: あ、僕と吉川さんでも、やっぱ違いますよね。
Y: うん、全然違うし、だけど、野田君辺りはやっぱり、あ、昔のそのおったぁ、の部類の人間だなと思う。だから、そぉやって上がってくんだろうなって思う。
野田: うーん。
Y: 今の子は、なんか「やりたいの?やりたくないの?」って、やりたいなら、ちゃんとやればいーじゃんって。
野田: そぉなんすよ、なんか、プッシュし続けないとやってくんないんっすよ。
Y: そんで、分からん事があったら聞けばいーじゃん!って言っとるんだけどもぉ、聞かない。
野田: そぉなんすよねぇ〜。あと、お金を使わないっすよね。なーんか。
Y: お金を使うっていうのは、そんだけそれに、何て言うの、それに熱が無ければお金は使わないよ。お金を使わないんじゃなくて、たとえば、男がさぁ、彼女、仮に、店にいいこがおるなぁ〜って思ったとしよぉよ。そして、自分がその子に思いがあった時は、そこにあしげに通ったりするしぃ、なんかとかってこぉ、考えるだろぉ?
野田: うん。
Y: でも、そぉいう風にぃ、サーフィンに対して思えないから、当然そういう風になるだろぉし、まぁいいか〜、みたいな。に、俺は似てると思うよ。
野田: あーん、そぉですねぇ〜。
Y: まぁショップのさぁ、形態も大分変った。あのぉ〜、相変わらずぅ、チーム単位で動いてこぉ、ショップのオーナーさんが自らサーフィンをしてぇ、で引っ張ってく、いわゆるまぁ、旧式タイプって言うと怒られるかもしれん、二極分化しとると思うからぁ。で、ただぁ、海にヒョロヒョロ〜と行ってぇ、なんかお客さんっていうか、そぉいうスクールをやって、ほいで帰ってくるっていうようなショップ?うーん、まぁ、そぉいうのが時代の流れと共にぃ、なんか、なってきたかなぁって思う。それは俺、いいか悪いか、分からん。
野田: まぁでもあれですよねぇ、サーフショップも、キビシイですよねぇ?やっぱ今、インターネット検索すると、すっごい安いっすよねぇ。昔じゃ考えられないっすよね。
Y: でもぉ、昔も、安い値段の板はあった。
野田: あぁ〜。
Y: で実際さぁ、輸入物とかを、いわゆる、国内価格に差があるのは、それはやっぱり、向こうのいわゆる物価指数と、そぉいうものの違いだよな。
野田: うん、うん。
Y: あとはぁ、同じサーフボードでもぉ、俺に言わせれば、ピンからキリまであるよ。
野田: うん、そぉですね。

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