最近流行のマルチコアCPUの場合、CPUの負荷状況を調べるのには注意が必要です。
話を簡単にするために、クアッド(CPU×4)での話としてメモしておきます。
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TOPコマンドでのCPU使用率
TOPコマンドで出てくるCPU使用率は、
4つのCPUの平均 が出ます。
TOPコマンド実行中に「1」を押すと、全CPUの使用率が見えるので確認してみて下さい。
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TOPコマンドでのLoad Average
TOPコマンドでのLoad Averageは、4つのCPUの合計が出ます。
ですので、averageが4.00を超えるとヤバいって考えられると思います。
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SNMPのssCpuRawUser から計算したCPU使用率
ssCpuRawUser を利用してCPU利用率を計算する場合、
(今回ssCpuRawUser - 前回ssCpuRawUser) ÷ 処理時間(ミリ秒) × 100
で使用率を出すかと思います。
この場合のCPU使用率は
4つのCPUの合計になります。
ですので、MRTG等でグラフ化させる場合は、Maxを400にするなり、取得した値に×0.25するなりして下さい。
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SNMPの laLoadInt から計算したLoad Average
laLoadInt.1、laLoadInt.2、laLoadInt.3 から得られる値も、4つのCPUの合計のaverageになります。
ですので、この値が400に近づいたら要注意です。
TOPコマンドで見たCPU使用率と、SNMPで計測したCPU使用率が違って見えた場合には、参考になるのではと思います。

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