山は丁度、芽吹きの季節。
柔らかな黄緑色の新葉が、午後の柔らかな陽射しに透過され、尚一層美しく。
山桜は満開。
染井吉野より、小さく色も淡く可憐。
奥山で誰に賞賛されることもなく、ひそやかに咲きひそやかに散る。
しかし、遠く人里から見ても浮き上がるように点在しているその存在感。
菖蒲池到着。
ここの白鳥達を撮ったのは昨年の五月と九月そして晩秋の十月。
人馴れしているのか、呼ぶと遠くからでも私の傍までスーと水を切ってやってくる。
いつものように羽を掲げ、まるで「ようこそ」とでも言うかの様に歓迎してくれる。
そして、クルリと水面をゆっくり回って見せてくれた。
▼白鳥の羽毛は水を弾く。
▼陸地の草も食べる。
▼羽ばたく時、バサッ、バサッと大きな音がする。
以上の三点が、今回私が新しく知った事だった。
次回は五月の半ばに来よう。。
森へと入ると、確かシャガの花が一面に咲いてたっけ。。
そんな記憶を頼りに


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