ファミリーのリーダーであるオヤジは、経験を積まねば山は語れぬと覚悟を決め、この冬は「
雪山教室」なるものに参加しております。(ただ遊びたいだけかも..)
この週末(1/21-22)は、寒気の流入と南岸低気圧の通過のため東京都心でも積雪がありましたが、そんな折に富士山5合目に雪上訓練に行って参りました。
金曜夜にバスで出発し、麓の「富士健康センター」で仮眠。翌朝、中の茶屋から登りはじめ、五合目の佐藤小屋に宿泊。着いた日の午後と翌日の午前に佐藤小屋の周辺で雪上訓練という行程です。
五合目なんて、夏なら車でも行けるので簡単に着くような錯覚があったのですが、中の茶屋からは高低差約1200m、片道距離7kmとなかなかハードでありました。
五合目の気候はマイナス15℃。風も強く10m/sは楽にあったと思います。初日はちょうど南岸低気圧通過中で吹雪いており雪山気分満点でした。

予定通りアイゼン歩行、滑落停止などの技術を学べたのはもちろんよかったのですか、今回は訓練中一人の女性が捻挫してしまい歩行が不可能になってしまったため、みんなで下まで担いで降ろすということを経験しました。
搬送レスキュー技術の実践演習になったのはもちろんですが、講師の方の場面場面における決断のプロセスなどが垣間見れたのが大収穫でした。
しかし60kgの怪我人を担ぐのはとても大変ということは身をもってわかりました。今回は男手15人にしてようやく成せた事で、もしファミリー山行中であったらと思うと怖いものがあります。捻挫なんて、いつでもどこでもあり得る事故ですからねぇ....
(怪我人の搬送法は秋に受講した安全登山教室が大変役に立ちました。とても役立つのでホームページに今度やり方をアップしようと思います。お待ちください。)