銃器犯罪 罰則強化など検討へ
政府は銃を使った凶悪な犯罪が相次いでいることを受けて、関係省庁の担当者によるプロジェクトチームの初会合を開き、銃器犯罪の罰則の強化などの新たな対策を検討し、ことし7月初めをめどに取りまとめることになりました。
内閣府で開かれたプロジェクトチームの初会合では、はじめに、出席者全員が、愛知県長久手町で元暴力団員の男に拳銃で撃たれて死亡した林一歩巡査部長のめい福を祈り、黙とうをささげました。このあと、銃器対策を担当する高市沖縄・北方担当大臣は「日本各地で拳銃による非常に悲しい事件が起こっており、強い憤りを覚える。凶悪な銃器犯罪の根絶に向けて、政府一丸となって取り組みを進める必要性をあらためて感じている」と述べました。そして、会議では、銃器犯罪にさらに一歩踏み込んだ対策を実施し、国民の安全と安心を守ることが喫緊の課題だとして、銃を使った犯罪や銃の違法な所持に対する罰則の強化や、学校で銃の危険性に関する教育を行うこと、それに銃の不正な製造や取り引きを防ぐ国連の議定書の締結に向けた国内法の整備などを検討することになりました。プロジェクトチームは、ことし7月初めをめどに新たな対策を取りまとめることにしています。
NHK 5月18日 14時15分

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