思想・良心の自由の現代的意義を考える
学校現場における
「日の丸」「君が代」強制問題をめぐって
1999年に国旗・国歌法が成立した際の国会の審議過程において、政府委員も答弁していたとおり、国旗・国歌という国のシンボルとどのように距離を保つのかは、各個人の思想・良心の自由に深く関わる問題です。しかしながら、今日、学校教育の現場においては、「日の丸」・「君が代」の強制の度合いが一層強められていると伝えられています。
例えば、東京都においては、2003年10月23日付通達により、都立学校の入学式、卒業式等の際に、校長がすべての教員に職務命令を発するよう一律の指導がなされ、その結果、国歌斉唱時に起立しなかった等という理由で、延べ300名を超える教職員が懲戒処分に処せられたと報道されています。
このシンポジウムでは、「日の丸」・「君が代」の強制が学校教育にもたらす影響について、現場の教師の治療を続けてこられた精神科医である野田正彰さん(関西学院大学教授)の講演をお聞きするとともに、憲法学者の西原博史さん(早稲田大学大学院教授)ほか、多方面からパネリストの方々をお招きした上、思想・良心の自由の現代的意義を議論し、理解を深めたいと考えています。
みなさま、ぜひ、ご参加ください。
日時 2007年1月13日(土)
13:00−17:00(開場12:45)
場所 弁護士会館2階 講堂クレオ
東京都千代田区霞が関1−1−3
(地下鉄霞ヶ関駅B1−b出口直結) (会場地図)
参加費等 無料・事前申込不要
内容(予定) 基調講演
「日の丸」・「君が代」強制と「させる教育論」
野田 正彰氏(精神科医・関西学院大学教授)
パネルディスカッション
中川 明氏(弁護士・明治学院大学法科大学院教授)
西原 博史氏(早稲田大学大学院教授)
野田 正彰氏(精神科医・関西学院大学教授) ほか
都立高校卒業生等からの発言
「日の丸」・「君が代」強制問題に関する検討プロジェクトチーム委員の報告
など
主催 日本弁護士連合会
問合せ先 日本弁護士連合会 人権部 人権第一課
TEL:03−3580−9505

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